アウト・ドアめし

『甲府　コーヒー』と検索して出てきたのは、寺崎コーヒーとアキトコーヒーだった。

駅の北口で仕事があったのでアキトコーヒーへ行った。
AKITO COFFEE 山梨県甲府市武田1-1-13 火曜〜金曜7:30-18:00. 土曜日曜10:00-18:00 月曜日定休

米国オレゴン州ポートランドスタンプタウンへ行き、実際にその現場を確認されたり、ロンドンのノルウェー豆をつかったコーヒーショップなどを見て回っておられる丹澤亜希斗店長の入れるコーヒは本格的である。

コーヒーの世界潮流を捉えている味である。

ローストを浅くすることで豆の個性を引き出す。

飲んだガテマラ（Guatemala Antigua Finca La Folie）は、爽やかな酸味と柑橘感が口に残る素敵な飲み心地だった。


豆も生豆を取り扱ういくつかの業者と交渉して、品質のよいものを仕入れ、それを自家焙煎されている。

ローストの度合いも豆の個性を最大限引き出せるところにしようと決めてらっしゃる。

甲府というエリアでまだまだ、この新しいコーヒーのクオリティとその品種特性を味わう飲み方が定着していないという。

ただ、お客様の中には、この味がいい、とおっしゃる方が増えている。

甲府で、AKITO　COFFEEが発火点となり、氏素性がわかる豆の個性を引き出す飲み方は確実に広がっていると見た。

店は、スタンディングテイクアウトスタイルで、おいしいコーヒーを求めて近所の若者が店先に集まる感が漂っている。二階にも席がある。

コーヒーに合うと出されるパウンドケーキはものすごく美味しいかった。

オレンジチョコレートを食べた。（右）

チョコの塊、オレンジピールがたっぷりと、ものすごく重厚な生地に入り込み、適度な甘さで、全体がこってりと混ざる食べごたえのある至高の一品でした。

これをコーヒーと口の中で混ぜると、また、別次元のうまさを体感できる。

豆の特徴を見つめてその良さをどう引き出すか、素材のもつ味をどう重ねていくか、甲府のAKITO　COFFEEの進む先が楽しみだ。

甲府は水がいい。

ここでしか飲めないコーヒーの鍵は、水にある。

山梨の水が引き出すコーヒーのうまさを飲みにまた、飲みに行きたい。

AKITO COFFEE 丹澤亜希斗さんインタビュー　http://circus-magazine.net/posts/294/2

真藤舞衣子さんのナビゲート　http://www.elle.co.jp/atable/pick/oneday_15_0306/(Offset)/2

甲府でしかできない50のこと　https://www.city.kofu.yamanashi.jp/welcome/kofu50things/detail_21.html

BEEK　http://www.beekmagazine.com/