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カテゴリ:ビジネス
イノベーション ワールド フェスタ2016 5月14日 久しぶりの筑波大学である。 自分が住んでいた近所のトレモントホテルはアパートになっていた。 当時、ラインの元社長森川亮氏は、JAZZ研でドラムを叩いていた。 森川氏は第三学群情報学類の学生だった。 その母校筑波大学の大学学生会館で森川氏プロデュースのイベントが開かれた。 11時開始直後の講堂での森川氏とスプツニ子さん、落合陽一氏のトークセッションには間に合わなかった。 また、森川氏とは、その日は会えなかった。自分が滞在出来る時間も限られていた。 会場内のブース出展企業の方たちとお話をした。 それぞれ色々とアイディアがおもしろい。 そして、それを使ってお金をどう生み出すことができるかが、各企業の課題でもある。 アプリ使用者の個人情報を集めてデータ分析をする企業や、顔認証で口の動きを捉えゲームをするゲーム(スカッチュ)を開発する研究室や、ラインなどの文字情報を音声変換して、受信内容を音声で伝えるソフトなど、たくさんのイノベーターたちのうごめきを感じた。 その中で、しっかりと方向性と集金可能性があったのは、翻訳ソフトを開発している会社だ。 Yaraku Zen https://www.yarakuzen.com/ この会社がすごいのは、世界の多言語に対応していることで、そのやり方がおもしろい。 世界各国のクラウド上で活動している翻訳家たちと契約を結び、その方の副業として、以来のあった翻訳を頼む仕組みを組んでいる。 翻訳料がまちまちな各国の事情を調整して統一価格1文字10円としている。 その翻訳も、使用する個人に合わせて成長する。1度翻訳すると、そのパターンが記憶され、次回同じ構文の場合は、同様の翻訳処理がされる。 文章全体を翻訳にかけた際、完全一致と不完全一致に振り分けられる。 その不完全一致の部分を自分で直すか、翻訳依頼をするかを選択できる。 1文もしくは、単語ごとに翻訳を依頼し、それが自分のデータベースとなり、その次からは、同様の構文は、ソフトが対応できるようになる。 翻訳依頼する文も常に新しい構文、もしくはニュアンス表現を必要とするものだけを依頼することになる。 また、翻訳レベルも、通常翻訳(アルバイトスタッフ)とプロ翻訳(専任スタッフ)の2コースがあり、大事な部分だけはプロに任せることもできる。 対応言語は20カ国ぐらいである。 これから、地方自治体も観光客誘致や、外国人の多くすむエリアに向けての広報発信などで、こういった成長する変換ソフトのニーズは高まるのではないだろうか。 課金システムもおもしろく、翻訳保存できるファイルの数で月ごとの契約料が変わることだ。 多くの翻訳結果を保存するファイル数を増やすところで課金させる。 この会社からは、将来の課金システムや、翻訳のあり方の次のビジョンが見えた。 翻訳という行為の周辺を整えているところに独自の展開がある。 ベンチャーの未来は、アイディアと課金展開する筋書きがあるかだ。 筋書きのないアイディアだけの開発は、行き詰まるか、宝くじのように当たるのを待つしかない。 開発と金銭収入、そのサイクルを誰もが納得する内容で組み上げられるかがこれからのベンチャーの産業展開の行方のポイントのような気がする。 パーフェクト・カインド・オブ・ブルー [2CD/輸入盤][CD] / マイルス・デイヴィス 5月21日の深夜、NHK FM では、マイルス・デイビスの生誕90周年特集の番組を放送していた。so what の演奏の日本ライブを放送していた。テンポが大分早い。それを聞いて思い出した。JAZZ研で、マウントFUJI JAZZ フェスティバルに行き、生マイルス・デイビスを見た。 森川氏も一緒に電車で行き、沢山の味噌味の日清が作ったドリンクを飲んでいた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.05.23 00:27:59
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