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カテゴリ:茨城
10月28日朝のNHKのニュースで取り上げられていたのは、原高史さんの「サインズ オブ メモリー2016:鯨ケ丘のピンクの窓」と北澤潤さんの「リビングルーム鯨ケ丘」だった。
原高史さんの作品「サインズ オブ メモリー2016:鯨ケ丘のピンクの窓」は、建物などにピンクのパネルを貼りつけそこに、地域の人々の声を書き込む。それによって町全体が、過去と現在、現実と記憶が対話する仕掛けを持ち込む。 https://kenpoku-art.jp/artworks/d14/ 北澤潤さんの「リビングルーム鯨ケ丘」は、空き店舗に居間を出現させ、地域の人が持ち寄る家具や日用品を配置する。それらは、一品持ち込み、一品持ち帰ることができ、そこにモノの交換や人の交流が生まれ、そして持ち込まれた新たな品物による配置替えや、予測できない人の交流が発生することを狙っている。 https://kenpoku-art.jp/artworks/d13/ 日立に行くことになったので、日立駅周辺にあるアートを鑑賞することにした。 日立駅に到着すると、ダニエル・ビュレンさんの「回廊の中で:この場所のための4つの虹 ー KENPOKU ART 2016のために」が迎えてくれる。 妹島和世がデザイン監修した日立駅舎全体が虹色のカッティングシートで彩られている。 http://kenpoku-art.jp/artworks/a04/ 海に浮かんでいるような錯覚に落ちるシーバーズカフェの前に、村上史明さんの風景幻灯機が、現実と過去が重なるような不思議な映像を写し出す。 https://kenpoku-art.jp/artists/fumiaki-murakami/ 日立シビックセンター地階には、米谷健+ジュリア「クリスタルパレス:万原子力発電国産業製作品大博覧会」という作品がある。 暗闇で光るウランガラスを使用したシャンデリアになる。 https://kenpoku-art.jp/artworks/a06/ 綺麗に輝いているが、シャンデリアには、国名が付けられており、大きさは核の保有量に比例する。 一番大きいのはアメリカで次が中国となる。 綺麗が不気味に変容する。(この視覚の変容が重要で、最初は美しいと思っていたが、説明を読んで、その直面すべき問題に気づかされる。アートが社会問題につながる。) 室内表示の国名を示す案内が、実際とは異なっていた。数と位置が合わない。なので、国名がはっきりしなくなる。修正を希望する。 KENPOKU ART 2016のアート作品は、アート作品を通して見えている現実の裏に潜む歴史や社会問題などを浮き彫りにする。 もっと他の作品を見たくなった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.11.05 22:07:03
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