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カテゴリ:音楽
★CD/Treasure/大森真理子/KHMO-7 実物の大森真理子さんは、すごく可愛い。 キュートである。 そんな彼女のCDの楽しみ方や彼女の歌がもっと多くの人に歌われる道筋を考えてみた。 今回ステージを拝見して、短い時間で、観客を乗せ、歌の掛け声を引き出し、一緒にタオルを振り回す曲での振り付けを観客から引き出す手腕は、イベントの場数を踏んだ成せる技でもある。 昭和音楽大学短期大学部ポピュラー音楽コース2期生の彼女が踏み出した音楽人生の中で掴んだステージワークでもある。 そんな中で、大森真理子さんのCDをまとめて聴いた。 大森真理子/I am a dreamer(CD) セカンドアルバムは、彼女の履歴書でもある。 ポピュラー音楽のアレンジや、あらゆるスタイルもこなせる実力を感じる。 ロックやラテン、ビートを利かせたノリノリの曲をこなす。 基本、大森真理子的人生の元気ソングが歌われ、ノリノリの曲が並べられている。 そして、三十路に入るアルバムには彼女の心境の変化が見える曲が混ざってくる。 大森真理子/Starting Over(CD) 3枚目のstarting over 「今日も地球は回る~100年後の君へ~」では、歌うことについての自分への問いかけや、続ける大切さが歌われる。 4枚目の「ALIVE 」「桜時計」「ありがとう」では、歌うことの心の叫びが歌われる。 一人の女性の10年の歩みをアルバムの曲の変化から感じる。 完成されたアレンジで、美しいフルートの音色が散りばめられた曲からは彼女の真面目な性格が感じられる。 そこで、これから歌う歌は、みんなが口ずさみたくなる歌を作るのはどうだろうか。 大森真理子さんの曲を聴いて、共感するのは、アーティスト活動をしている音楽家の卵たちだろう。 CDには音楽を続ける戸惑いや孤独、自分の確認、さらに音楽技術、アレンジの向上などは満載である。 歌は、皆が口ずさみたくなることや、聴きたくなること、感覚を呼び覚ましたくなる時に聴きたくなる。 大森真理子さんの、その持ち前のテクニックで、そんな新たな境地を歌い始めてほしい。 今回の4枚目のクリスマスソング「クリスマスの奇跡」や「ヒカリノメッセージ」のような皆が口ずさみたくなる路線である。どちらも作曲は大森真理子さんによる。この辺りに新しい窓が開かれる予感がする。 アーティストに要求されるのは、自分の殻を脱ぎ捨てていくことである。 ビートルズもローリング・ストーンズもボブ・ディランもその過程を踏んでいる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.12.22 05:57:27
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