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カテゴリ:東京
稲荷蕎麦 萬盛
萬盛の稲荷蕎麦には不思議な話がまつわる。 今でも、揚げ付の箱蕎麦が沢蔵司稲荷に毎日、奉納されている。 その400年近く続く蕎麦屋の女将さんに教えてもらう。ざるともりの違いは、汁にみりん返しを使うかの違いである。さっぱり食べたいときはざるの汁、濃い甘めがいいならもりの汁を選ぶ。気分で、汁を選べるのが江戸の粋である。 以下、文京区教育委員会による看板より。 伝通院の学寮(栴壇林といって修行するところ)に、沢蔵司という修行僧がいた。僅か三年で浄土宗の奥義を極めた。元和六年(一六二〇)五月七日の夜、学寮長の極山和尚の夢枕に立った。 「そもそも 余は千代田城の内の稲荷大明神である。かねて浄土宗の勉学をしたいと思っていたが、多年の希望をここに達した。今より元の神にかえるが、永く当山(伝通院)を守護して、恩に報いよう。」と告げて、暁の雲にかくれたという。(『江戸名所図会』『江戸志』) そこで、伝通院の住職廓山上人は、沢蔵司稲荷を境内に祭り、慈眼院を別当寺とした。江戸時代から参詣する人が多く繁栄した。 『東京名所図会』には、「東裏の崖下に狐棲(狐のすむ)の洞穴あり」とある。今も霊窟と称する窪地があり、奥に洞穴があって、稲荷が祭られている。伝通院の門前のそば屋に、沢蔵司はよくそばを食べに行った。沢蔵司が来たときは、売り上げの中に必ず木の葉が入っていた。主人は、沢蔵司は稲荷大明神であったのかと驚き、毎朝「お初」のそばを供え、いなりそばと称したという。 #東京都#文京区#蕎麦#そば#稲荷蕎麦萬盛#萬盛#沢蔵司#伝通院#江戸城#澤蔵司稲荷#慈眼院#もりそば#ざるそば#もりとざる#みりんがえし#粋 【ふるさと納税】蕎麦2種セット 【ふるさと納税】風穴そば乾麺セットつゆ付き お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.08.14 07:56:27
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