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カテゴリ:心配です
14日、朝9時にショータンは、「病院へ行く」と言って軽トラで出かけた。昼前から雪が降り出した。12時にも帰らなかった。病院から駅2つ向こうにショータンの従姉が一人で住んでいる。長いこと行ってないから、寄っているのだろうと思った。3時になっても帰って来ない。5時。帰らない。女同士ではないのだから、そんなに喋ることはない筈だ。6時に雨戸を閉めた。7時に夕飯を食べた。門灯も軒灯も点けた。雪はまだやむ気配がない。9時、きっと道が渋滞しているのだろうと思った。2年前にもあの道でワゴンが横転して5時間ほど渋滞した。
10時。もしかしたら、ショータンが崖下へ転げ落ちたのかもしれないと思った。片側山で片側崖の道が2キロほどある。帰りは崖側を走る。藪がある。田んぼが続いている。窪地に人家が少しある。暗い。時間によっては、転落しても目撃者がないということもある。11時。従妹の電話番号を調べて、電話を掛けてみようかと考えた。 警察から連絡があるかも知れないと、服を着替えた。門灯を消した。パソコンをしていては、ログアウトに少し時間がかかるので、編み物をしていた。 12時。まだ-----。テレビは「雪情報」を流している。12時17分。表でかすかに音がした。(帰って来た?) 玄関の灯りを点けた。ドアを開けると、やっぱりショータンだった。 「遅かったなあ。渋滞してたん?」 「渋滞も渋滞。時速300メートルや。病院も朝からつかえてて、4時に出直して来てくれ、言うことで、あっちの家でテレビ見てた。病院出たんは6時、美加の台ぐらいから渋滞や」 「晩御飯は?」 「食べてへん。今日に限ってポットも持って行ってない」 いつも出かける時は、お茶を入れたポットを持って行く。私は出たら帰って来るまで飲まず食わずということが多いけど、ショータンは自販機でコーヒーを買って飲んだりする。 まあ、無事で帰ってよかった。 「病院は、なんともなかったん?」 「明後日から入院や」 「動脈瘤が大きいなってたん?」 「瘤とちがう。血糖値が異常上昇してるねんて」 「そやから、うちの薬飲んでたらええのに」 世間並のバカだから、仕様がない。お医者さんで病気が治るのなら、死ぬ人はない。最近、あっちの病院こっちの病院と走り回っていた。よっぽど具合が悪いのだろう。 それで今日は、いろいろ買い物に行った。夕食後、入院の荷物を作った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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