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カテゴリ:マイペース
花火事故の怪我が治ってから母の所へ行ったから、56日めでした。 姉が来ていました。 母「あ。かりんさん。雨で家が流されたんと違うやろかと心配しててん」 私「大雨の被害は、うっとこよりずーっと北の方や。うっとこはなんともない」 母「そう。そら良かった」 私「うちはなんともなかったけど、山の家が壊れてん」 母「イノシシに倒されたんか?」 私「イノシシは斜面削って行ったけど、倒されてへん」 母「そら良かった」 私「根太が腐って、床が落ちてん。上から雨が入って、柱伝うて根太がやられてん。柱も壁板も、床板 も、取り換えてもうた」 母「物入りやったなあ」 私「ええ大工さんが近所に住んではって、5万円でしてくれた」 母「それは良かった」 私「8月15日ここへ来て、帰りに田んぼの溝川にはまって、救急車で病院へ行って、えらいことやって ん」 母「なんで田んぼ道なんか歩くねん。タクシーで帰ったらええのに」 私「迎えに来てもうて、家の近くで紀ノ川の花火がよう見えたから車降りて、2歩あるいたら落ちて ん」 母「花火ぐらい、何処からでも見えるやろに」 私「写真撮ろと思て……」 母「ヨッコさんも写真写真ばっかり言うて、怪我するねん。車のライト、消してたんかいな」 私「ライトはあっち向いてた。オシリから下びしゃびしゃ。腰とお尻と膝打って、9月末までかかっ た、治すのン」 姉に、「怪我したん言うといてくれへんかったん!?」と訊きました。 姉「言うてへん。『どないしてンねんやろか』と言えへんかったから」 ヘルパーさんが横から、「心配してはりましたよ。今日も、また電話してみましょ、言うてたんです」と言いました。「三日に一遍は、『どないしてんのやろ?』言うてはりましたよ」 姉「うちにはえらそうにばっかり言うてるわ。さっきも喧嘩してん」 母「聞いて。さっきな、ヨッコさん、ヨッコさん、て呼んでん。聞こえへんかったんか返事尾せえへん から、「ヨッコ!」と大きな声で呼んだ。ほな、あっちの部屋からとんで来て、『なんでえらそうに 呼び捨てせんならんのん』言うて怒るねん」 姉「おばあちゃんにもお父さんにも呼び捨てされたことないのに、なんで、呼び捨てやのん!?」 母「私の子や。呼び捨てにしてなにが悪い。ヨッコはヨッコ」 私「あ。えらそうな顔して言うてるわ」 姉「そうやろ。えらそうな顔して言うねん」 私「写真撮っといたり」 姉は急いでカメラを取り出して母に向けました。母はえらそうな顔のままカメラを見ます。カシャッ。姉はすぐモニターにして母に見せました。 姉「ほれ見てみ。こんなカオ…」 母「それでええ」 姉「ええか悪いか訊いてへん。えらそうな顔見てみ、言うてんねん」 ヘルパーさんはくすくす笑っていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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