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カテゴリ:できごと
一昨日の夜、台所のゴミを裏のゴミバケツまで捨てに行って、燕のトイレ代わりに敷いた新聞紙を何気なく見た。(え? なにか大きいもんが落ちてる…)
また雛が落ちたのかと屈んでよく見た。燕の巣らしい。上を見たら、前半分が無くなっていた。(あ。またカラスが来たんか)雛の小さな頭が一つ見えた。 ビニール袋を持って来て、敷いた新聞紙から落ちた巣だけ拾い込んでゴミバケツへ捨てた。 「また巣、壊されてるわ」 とショーに言った。「ヒナは?」「一つ、頭見えたけど」 昨日の朝。新聞を取りに行ったショーが、「ツバメ、おれへんぞ」と言った。 「ふうん。昨夜おったん、保護したったらよかったね」 昨年はカラスに一度壊されて、二つ目の巣を作って急いで産んで育てた5羽が、みんなが南へ帰る日までに飛べるようになったのだ。 見に行くと、前半分大きく欠けた巣にヒナの胸毛が2本へばり付いて、ふらふらと揺れていた。 「もうあかんな」 「ヒナ、飛んで行ったんやろか?」 「さあ。 食われたか……」 燕トイレの新聞紙には、四つ、大きな糞がベタッと落ちていた。 ショーはそれっきり、燕のことは忘れたようだった。 朝食後、庭に水を撒こうとしていたら、「チチチッ」と燕の声がした。親がいつものように餌を獲って来て、ヒナを探しているのだ。晩にカラスが来た時、親はいなかったのか? 昨夜からああしてヒナ達を探しているのか? 長い間、昼も夜も巣の中にじっと座って、産み、温め、餌を運んで育てたのに、これでほんとにツバメ家族は終わりなんだろうか? ああ。昨夜残っていた1羽を、なんで家へ入れてやらなかったんだろう? 帰っておいでツバメ。元気出して、もう一度巣を補修して卵を産みなさい。まだ、南へ帰るまで2か月ある。ガンバレ!! ポーチを水で洗ったのに、午後、また少し糞があった。親が何度も舞い戻って来ているようだ。巣を作り始めたら、カラス避けの網を張ってやろう。カラスの学校の教育が悪いのか、酷いカラスがいるものだ。アベノンノンみたいだ。 四つ畳みにした新しい新聞紙を敷いて、石の重りを3隅に置いた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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