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テーマ:ニュース(100216)
カテゴリ:カテゴリ未分類
内部告発による食品偽装発覚が相次いでいる。
船場吉兆の取締役が、長年「地鶏」として販売する鶏肉を仕入れてきた業者に、嘘をついた、などと言ったそうだ。 仕事をしていれば恐らく誰でも一度や二度は経験があると思うのは、この業界(特定はしない)に何年か居れば、「常識」であると考えられることを、敢えて確認しないまま通り過ごし、後になって「をいをい!」ということに至ったなどということである。 私の仕事は木材を加工して箱などを作る仕事なので、材料の使用の詳細や、商品の構造などについて、施主と話し合う時、やはり木工に携わっている人の場合と、素人さんの場合とでは、話し始めの位置が全く違うのだ。 吉兆の件について言えば、納めた業者の言い分はパッケージにも「若鶏」とある。それはブロイラーを表す言葉であり、それを偽りと言われても困る、と言うもの。確かに、吉兆は「地鶏」と称した商品を売っていたが、若鶏を納めた業者にしてみれば、それが自分が納めたブロイラーの肉を加工して出来たものだと、どうして判断できよう。出入り業者は五万とあるはずだから、どこか他の業者が地鶏を入れているのだろうと判断しても不自然ではない。 気になるのは、吉兆の社長が言った、「ブロイラーの肉をあんな(高い)値段で卸していたのか?!」と言う言葉だ。卸していた方は、ただ、美味しい仕事として、その価格に疑問も抱かずに卸していたと言う事なのか? さらに、私だったら、自分が納めた肉がどのように加工され、どのような商品として消費者の手元に届くのかを知りたいと思うだろう。 例えば、箱の注文を貰った時、我が社では、まず、サイズの確認をする。内寸、外寸にそれぞれ意味がある。内寸は中に入れるもののサイズを基準に決める。外寸は、それを置く場所の寸法を基準に決める。さらに、材料仕様。いわゆる、上物、中、下などの材料程度や材料の厚みなどだ。それらをすり合わせた上で、初めて作る箱の詳細が決まる。 何をするにしても、自分の関わる仕事には誇りを持って臨みたいものだ。確かに、仕事の内容(仕入れ)に対して、売上が大きい仕事は「美味しい」ものだ。けれど、それに甘んじて誇りを失ってしまってはいけない。 人をとやかく言う前に、まず、自分の身が清廉潔白であること。完璧に貫くことは難しいとしても、少なくとも、そうあろうと勤めること。その上で、改めるべきは改めていくべきだと信じている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月22日 13時28分39秒
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