今日は、げんの養護学校の役員会でした。
ほとんどの人がげんよりも年上の子のお母さんで
役員のお話以外で
いろいろお話を聞かせてもらいました。
やはり、高等部ではいじめがあるとのこと。
高等部の子達はほとんどが「障害児なの？」
と感じるような軽い子ばかり。
つまり、げんのように重くて小学部から養護に行っている子とは
全然比べようもなく軽い子ばかり。
そんな子たちでも
やはり普通の学区の学校ではいじめられていた経験が多く
養護に来て自分よりできない子をみると
いじめるそうです。
みんながみんなそうではないと思いますが・・・
自分が健常の子に接してこられたやり方で接するそうです。
そりゃあそうだわな。

げんも松風園の中でも、いじめとまではいかないが・・・
「げんちゃんはしょうがないよね～」
みたいなことを他の親から言われ
「うるさい！あっちいけ」
「気持ち悪い！」
と他の子達からも言われ・・・
障害者の中でもやはり差別はあるのです。
それがやはり養護の中でもあるということで
当たり前といえば当たり前だよね。
障害者への差別は健常者の中からうまれるのではなく
本当は障害者の親御さんからうまれるのではないのかな？
と思うことが、私は多々あります。

そのいじめの話の中でも
やっぱり話題になるのは
「うちの子はＢ(療育手帳のレベル）だから大丈夫だね。」
とか、そんな話でした。

あと、前回の養護学校の近隣へのあいさつ回りで
苦情を言われて半泣きになってしまった。
という人がいたのにはびっくりした。
たぶん、あまり怒られたことがないのだろう？
「なんで私が怒られるの？」と思ったそうです。

私なんて、げんと一歩外に出たら
謝りまくり
謝らない日はないんじゃないかな？
奇声は上げるし、ものは蹴飛ばすし。
げんを怒って、回りに謝っての繰り返し。
だから、苦情を言われるのは慣れている。
特にパニックになったときに
「うるさい！こんな奴連れてくるな！」
と言われたときから
結構ふっきれたとこあるかな？
社会性を持たせるために、怒られるのは慣れるようにした。
しかし、あるスーパーで（イートイン形式）パンを
（げんと同じ位重度の自閉の）女の子に食べさせていたら
「うるさい！」
と言われて、いわれた子のお母さんはショックで胃潰瘍になったそうです。
そんな繊細な人も障害児の母の中でもいっぱいいる。
そう思ったら、本当に気の毒に思う。

結局のところ、障害児の母は、強く、図太く生きていくしかないのが
今の日本の現状だよね