テーマ:☆養護学校へ通う娘☆(14)
カテゴリ:養護学校
今日はげんの養護学校の授業参観でした。
げんの苦手な絵の具・・・ げんは手が汚れるのが大嫌い 絵の具も泥ものりも・・・最近やっとクレヨンが持てるようになった。 他の子も例外なくやっぱり手が汚れるのが苦手とか。 しかし、みんなはちゃんとやっていました。 絵の具とせんたくのりが混ざったものを 手でぐちゃぐちゃと混ぜて それをあとで和紙でとるのですが・・・ げんはどうしても嫌だったようで 「待ちます」のマカトンサインをやっていました。 げんはトイレに誘われたときも 「待ちます」のサインをよくやっているので 先生たちに 「えらいね~げんちゃんはちゃんとサインができるのね」 と誉められています。 まあ、厳密に言えばマカトンサインは万人向けではないので カードにして欲しいのですが・・・ そのマカトンサインをみた他のお母さんがいっせいに笑い出しました。 「アイーンやってるよ。げんちゃん、アイーン」 確かにマカトンの「待つ」は志村けんのアイーンに似ているのですが・・・・ それよりも学校全体で1年以上やっているマカトンサインを 私以外の母親が誰も知らないとは まあ、仕方がないよね。発語していないのはげんだけだし・・・ しかし、その後、今度は「おわり」のサインをしたのです。 学校で使っている「おわり」のサインはタイムアウトの審判のサインに似ていて これまた他のお母さんたちの笑いを誘ったらしい。 はははは。知らないと言うのはどうしようもないですよね。 と思っていたら・・・ 学年主任の先生が にこやかに「あれは待つのサインと終わりのサインですよ。」 と釘を刺すようにいいました。 お母さんたちは「ああ、そうなんですか~」と黙りました。 先生たちは昨年1年間 言葉だけでなくいろいろな手段でコミニケーションを取れるように がんばっていました。その中にマカトンサインがあったのですが それを使えるようになったのは 8人中げんひとり。 もっともげんはしゃべらないので カードやサイン、ジェスチャーでしか自分の気持ちを伝えられないので 必死です。 他のお子さんは、発語はしているものの 今日のその授業が「いやだ!」と誰も言わなかった。 もしかして嫌じゃなかったのかもしれないし 本当は嫌だったのかもしれない。 彼らの本当の気持ちは定かではない。 でも、げんははっきりと「いや」と意思表示をした。 私はそれがうれしかった。 だから、みんなが笑っても なんだか誇らしかった。 だけどその後の懇談会で 「最近うちの子がパパを叩いて困るんですけど・・・ げんちゃんの真似してたんですね」 と嫌味?を言われたよ。 はははは。どうもすみません。と母はひたすら謝るだけ。 でも・・・ げん、がんばっていたね。 お母さん、うれしかったよ。 だけど、苦手なことを無理してやらなくてもいいんだよ。 げんの得意なことが増えていけば お母さんはそれだけでうれしいんだ。 だけど道具を使ってやるところは 偉かったよね 「嫌だ」だけを通さずに妥協をする。 いい子だったよ。本当に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/05/31 09:27:48 PM
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