ＴＥＡＣＣＨでミニ講演会がありました。
今年に入ってミニ講演会がたくさんあり
昨年もいろいろな方のお話を聞いたのですが・・・
今回は初めて共感できました。
今までは偉い先生方のお話で
どういう療育をすればいいか？
ということを勉強しに行ったのですが・・・
今回は同じ自閉症の子を持つ母親として
とても共感できました。
「そして、自閉症のおじいさんになればいい」
の著者上野敬子さんのお話。
とてもよかった。
今は４０歳になる自閉症の次男くん
敬子さんの運営するグループホームに入り
自閉症生活をエンジョイしているらしい。
４０歳ということは
もちろん、療育は行動療法とかが主流で
ＴＥＡＣＣＨなんて全然知らなかったらしい。
しかし、お話を聞いていると
この子がいかに人間らしく生きていけるか？
ということを考えて
決して自閉症らしさを否定せず
彼のありのままを受け入れている。
それはたぶんＴＥＡＣＣＨの理念に適っている
と私は思う。

私は長男やげんを育てていて
まだ自閉症のじの字も疑っていないころ
自然と具体物を使い
チョイスをさせていた。
松風園に入園してそのことを
先生たちに言ったら
「それはほとんど療育だね。」
そう、私は自然に療育をしていたらしい。
つまり、親が
「この子にこうして欲しい。こうなって欲しい」
と思い努力することよりも
「この子のできることはなに？なにを望んでいるの？」
と考えなら努力することの方が
療育に近いのかもしれない。

ああ、おもしろかったなあ。
本買っちゃった。
もう、バイブルだね。きっと。ふふふふ。

あっ、あとこんなことを言っていた。
「私はこの子に導かれて育てていた。
子どもを育てているつもりが
子どもに教わることばかりだった。」
そう！そうだよね～