最近のげんはこの陽気のせいか？
状態がおちまくり
学校でもスケジュールを使ってくれているんだけど
げんは指示を出す人間をよくみている。
少しでも、指示を出す側が
「どうしようかな？」と迷っていると
すぐそこにつけこみ、だだをこねる。
「いや」「待つ」などのサインやジェスチャーを連発する。

今日はそのことで面談をして
朝の体操のときに使えそうなグッズを作成して
先生に渡した。
反応はいまいち。
ありゃあたぶん使わないな。
と言う感じ。

先生は私より年上だし
教育者だし、いろいろな子をみているから
尊敬はしている。
だから、私も先生のプライドを傷つけないように
ちゃんとやっているつもりだ。
でも、先生からしてみれば
「うちの子はこんな子です。だから・・・」
という話よりも、
「すべて先生にお任せします。」
と言って欲しかったのか？
お役立ち？グッズを渡したときに
昨年のげんの担当の先生は
「え～、こんなのやるの？」
と言う感じでした。
「私たちもげんちゃんにマンツーマンでやることはできないので・・・」
と言われたので
「マンツーマンでやらなくてもいいようにしてあります。
マンツーマンでやられるとかえって本人はプレッシャーになるので」
と言った。
「ああ、そうですね。それならできそうです。」
と突然笑顔。
面倒くさいだけなのかな？

私は正直言って
学校には療育は期待していない。
療育は家庭でするものである。
と考えているから。
しかし、げんがなにもしないで困る。
というので、こうしたらどうでしょう？
ああしたらどうでしょう？
と言うと
「うまくいくかしら？」
ととても弱気。
「大丈夫です。うまくいかなかったら、次の手を考えます。」
失敗を恐れる先生。
何度も失敗して、失敗に全然めげない親。
そう・・・親は決してあきらめられないのです。
その子の人生をあきらめられない。
だから、何度も失敗してもめげないでがんばる。
それが親なんです。

今年のげんの担当の先生は
面談の最後でこう言った。
「正直言って・・・げんちゃんは難しい子です。
他のお子さんは、こんなことを言っては失礼ですけど
もっと単純で、やりやすい。
げんちゃんは表情を読んで
駆け引きをする。
本当に難しいです。」

そう・・・そうだと思います。
自閉症の子は療育すればするほど
認知があがり、いろいろなことがわかり
今までなんてことないことが
できなくなったりする。
でも、普通のお子さんだってそうですよね？
小さい頃はなんとなくだませたのが
小学生も高学年になると
筋を通さないとなかなかしたがってくれない。

障害児はたいていの場合
成長が普通のお子さんよりもゆっくりです。
だから、小学２年で「いや」と言われると
先生はひくんです。
「いや」と言わなかった子がほとんどだったのに
この子は「いや」と言う。
しかし、「いや」と言われるのなら
それは尊重しないといけない。
どこまで許して、どこまでやらせるか？
先生はとても悩んでいました。

ありがたいですね。
自分の子にこんなに一生懸命やってもらえるなんて。

でも、昨年のげんの担当の先生は
「げんちゃんは１年生の１学期が一番いい子でしたわ～」
っていつも言うんです。
悪い人ではないんですけどね。
面倒くさいのかな？
と思うことが時たまあります。
でも・・・
今年は担当じゃないかないいっか。で感じです。