テーマ:☆養護学校へ通う娘☆(14)
カテゴリ:養護学校
今日は校長先生との懇談会。
今年は私は役員なので この手のものにはすべて参加しなくてはいけないようで・・・ 前回の高校選抜のお話の時には ほとんどが小学部と中学部のお母さん方でしたが 今回は半分以上が高等部のお母さん方でした。 でも、正直言って なんだかな?と思ってしまいました。 父兄から質問を事前にとり 校長先生がそれに答えるというかたちでした。 質問は・・・ プール(うちの養護はプールがない)の授業の話や 先生たちの対応などなど・・・ いろいろでしたが だいたいは高等部のお母さん方の愚痴?のような感じでした。 いろいろ事情があると思います。みなさん。 だけど、先生に 「もっとちゃんと研修してください。」とか 「資格(教員免許以外に養護学校の免許があるらしい) なんかあるようにみえない。立っているだけなら かかしでもたたせておけば?」 などなど すごいいいよう。 先生だって人間だから あんまり責められるだけではやる気をなくすような気がする。 あと驚いたのは 「TEACCHなどを取り入れるのは常識だ!」 と言ってるお母さんがいたけど・・・ 私が見る限りでは 他のお母さんがTEACCHどころか カードさえ使っていないように思える。 カード使っていて批判されたこともあるもんね。 家庭でできないことは学校ではできないよ。 この前、他のお母さんが言っていたけど 親は指導者にはなれない。 と言っていた。 でも、療育は根付くのがなかなか難しくて 家でも外でもいつでもやっていないと できないもので・・・ 「カードをつかったけど全然だめだった」 と言う人はたぶんできるようになるまで 時間がかかることを知らなかったんだと思う。 自閉症に効く魔法はないんだよ。 毎日こつこつとやり続ける。 もうそれしかない。 そうなったら1年で代わる先生には無理である。 トータルで療育できるのは親だけ。 早期療育だけでは一生分の療育はできない。 たしかに担任の先生にはあたりはずれがあるのだろうけど 家庭でしっかり療育していれば きっといい方向に向かうと思う。 高等部のお母さんが 「私はこの3年が勝負だと思っています。」 って言っていたけど 高等部になって付け焼刃で TEACCHをやったり基礎課題をやらせても なかなか身につかないのは当たり前である。 その3年間で身につけたいのなら 家庭でもやらなくては絶対に無理。 でも、先生だけにがんばってやってください! って言ってもなあ。 と私はちょっと思ったよ。 外でげんの声が聞こえていた。 ああ、また切り替えが悪いんだなあ。 声だけで状態がわかる。 案の定、あとで担任の先生から電話があり 「うまく切り替えられなくてあまり水遊びができなかったんです~」 と言われた。そうだろうと思った。 「うちの子が基礎(個別で課題をやらせる時間)でなにができて なにができないのか?ちっともわからない。」 う~ん、確かにそうだと思うけど 家では課題とか勉強を見てあげたりしないのかな? 重度の知的障害をもっている子は養護学校に通学して 先生に至れりつくせりと思っている人がいるようだが そんなことはない! 軽度のお子さんは特学に通いながら 家庭で必死に勉強をみてあげたりしているお母さんだって いっぱいいるのだ! なんて・・・ えらそうに言ったけど・・・ たぶん、高等部のお母さん方は焦っているんだと思う。 今回の障害者自立支援法はどうやら 働く障害者にはいい法律のようだが 施設に通う障害者には負担が大きい。 今までは軽い負担で さらに本人にはお小遣い程度の賃金がもらえたが 今度の法改正で大きな負担を強いられるが賃金が全く変わらないのだ。 障害者には踏んだりけったりの話らしい。 しかも施設自体は重度の人をいれないと経営がなりたたない。 それでもつぶれていく施設は急増するだろう。 と言われている。 ああ、暗い話ばかりだよね。 でも、くじけちゃいけないよね。 重度でもグループホームに入れたり 普通の会社に就職できたりもする。 働くだけが人生ではないが やっぱり働く自閉症になって欲しいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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