カテゴリ:余暇
某番組である自閉症の母親が
「もっと自閉症のことを知ってもらいし まわりの人の理解が必要」 とそんなようなことを言っていた・・・ だけど実際は自閉症という障害を正確に理解している人は ほとんどいないし いくらまわりの人に理解を得ても やっぱり病院で騒いでいれば まわりの人は不快を感じるし 公共の場でパニックを起こしたら みんなに迷惑をかけることになる。 つまり、他人は変えられないけど 自分は変えられるということ。 他のお母さんがどう考えて どう療育しているのかは?よくわからないが 私は、こうだ。 げんが将来大人になって私たち両親がいなくても やっていけるようになって欲しい。 それが私たち夫婦の願いであり、目的である。 こんな私でも一生懸命まわりの人に 自閉症のことについて説明したこともあった。 だけど、げんが一度パニックになると 「この子は障害があって・・・」 なんて言ったら逆にぶち切れてしまうことがあった。 「だからなんなの?」 「はやく黙らせて!」 「こんな奴連れてくるな!」 この最後の言葉は何度も何度も言われた。 私も、その直後は反省して 家に閉じこもっているのだが 結局時間がたつと一緒に外にでてしまう。 だって、外に出ないでは暮らせないものね。 げんはともかく、長男のことは 学校の先生に言っても じぃじとばぁばに言っても誰も理解してくれなかった。 言葉がしゃべれるタイプは 正直まわりの理解はほとんど得られない。 それが現実。 まわりの人が理解してくれないのなら 自閉症の人がまわりに合わせるしかない。 でもただあわせるのは 本人にとって地獄以外のなにものでもない。 わかりやすいように説明して練習して・・・ 夏休みの家族旅行だって 念入りに計画して準備して。 そうしないとなにもできない。 だけど、今年の夏休みはとてもらくちんだ。 プールにガイヘルさんを利用しているのも その理由にあげられるが なによりも経験だ。 昨年経験したことは かなりの確立でスムーズにできる。 初めての経験が嫌なものにならない限り たいていのことは一度経験すればスムーズにできる。 歯医者などの嫌なことも 繰り返し練習すれば 羽交い絞めなんかしなくても スムーズにできる。 だけど・・・ 私たち親子が一生懸命 カードやスケジュールをつかいながら がんばっていると 全然知らない人が親切に席を譲ってくれたり 「大丈夫ですか?」 と声をかけたりしてくれる。 その人たちはげんに対して全然理解なんかないのに 自然に手伝ってくれるのだ。 確かにまわりの理解は必要だ。 でも、それだけではなにも解決しないと思うのは 私だけでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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