テーマ:障害児と生きる日常(4430)
カテゴリ:養護学校
自閉症というのは高機能になればなるほど療育が難しい。
ある男の子の話。 プールは好きだけど学校で行くのは嫌。 食べ物も好きだけど給食は嫌。 勉強も好きだけど、学校は嫌い。 彼は普通の幼稚園に行っていた。 母は普通の子といっしょにいれば普通になると信じていた。 しかし、実際には彼はその場にいるのも苦しく いつも集団に外れていた。 学区の学校に行った。 特学に入った。 登校拒否になった。 母は「普通の子と一緒になんかできるはずがない。仕方がない。」 と考えた。 ならば、同じ障害児同士なら・・・ と養護学校に行った。 でも・・・ 彼は今、ほとんどまともに学校に行けない状態だ。 母は、高機能になればなるほど集団生活は難しいんだよね~ と言っていた。 私もそう思う。 大変だなあ。って。うちにも似たようなのがい1人いるから。 うちの長男も集団が苦手。 年長の時には女の子にいじめられた。 先生は新米で全然助けてくれなかった。 でも・・・彼は幼稚園に行った。 「いいんだよ。行かなくて。」 と私が行ったにも関わらず 「ぼく、行く。他のお友達がいるから」 小学生になった。低学年ではよく文房具やカードなどとられたり 挙句の果てにはゲームソフトも取られた。 トラブルはいっぱいあった。 大変だった。 でも、彼は学校に行った。 「○○くんと遊びたいから」 私は、彼のそんなところに救われた。 なんかこう前向きというか? そう、折り合いだ。 次男のげんも決して学校大好き!ではない。 学校には嫌なこともいっぱいある。 だけど、彼は折り合いをつけて行っている。 世の中は楽しいことよりも嫌な事のほうが多い。 私たち夫婦は、そんなことに折り合いをつけて 生きて欲しい。と考えている。 それが本当の社会性だと考えている。 なにも集団で無理やりいるだけが社会性ではない。 まあ、それがあっている子もいるが うちの子はできなかった。 だけど、時には折り合いをつけてがんばって 時には嫌だからと言ってやめて その都度その都度、いいと思われる選択を 親といっしょに考える。 これって、すごく遠回りであんまりうまくいかないように 見えるけど、意外とうちの子たちにあっているようで・・・ でも、難しいよね? 療育、教育、子育てって。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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