テーマ:障害児と生きる日常(4430)
カテゴリ:兄弟のこと
げんの兄弟、長男と三男も自閉症気味のところは
たくさんあります。 長男はWISK2を受けたくらいなので かなりグレーゾーンの子です。 ややアスペルガー気味。 だから、なかなか人の気持ちや感情を理解しづらい。 げんに対して嫌な気持ちになるようなことを言ったりやったりして 「ぼくなにもしてないのにー」 と叫ぶ。 ちゃんと自分に置き換えての説明をすると 納得して 「わかった。もうやらないよ。」 というのですが、なんせ汎化が難しいおこちゃまなので ちょっとでも場面が違うと 同じようなことを言ったりやったりする。 そうするとまた同じ事を説明しなくてはいけない。 最初はとても面倒くさかったけど 長男は長男でこのおかげでかなり社会性みたいなものを 持つことができたようで。 普通の子でも同じことするよね。 と思いながら、毎日同じことの繰り返し。 三男は今言葉の成長期のようで ずっとしゃべりつづけている。 聞いてあげないと言葉も成長しないし 情緒面も育たないと 私も疲れているときは聞いたふり。 昨日の夕飯のとき 大好きなコロッケをソースで食べているときに ソースがなくなり、 だんながげんの使っていた皿のソースを 三男にあげた。 ほとんど使っていないし 同じソースなので使えると思ったのだろう。 三男は嫌いなソースの銘柄があるから。 三男は「これは明日のソース?」 と何度も繰り返した。軽いパニック状態。 だんなは「なんだよ!ソースに明日も昨日もあるか!」 三男はたぶん、おととい出てきた嫌いな銘柄のソースのことを言っていたのだろう。 でも、おとといという言葉はまだしらない。 だから、知っている言葉で補おうとしたのだ。 私は、三男に 「大丈夫だよ。これは同じソースだよ。同じだよ。」 と言った。 「本当?同じ?」 「同じだよ。」 というと、食べ始めた。 松風園の先生に、自閉症の子には「同じだよ。」 と言う言葉を多様することが必要だと 言われていた。汎化が難しいからだ。 三男は同じソースのボトルからでてきたとこをみていないので (勝手にもられたソース) 自分が好きなソースと同じかどうかわからなかった。 大人にはどうでもいいことでも この子達には非常に重要なことであったりする。 だから、一生懸命なのだ。 その一生懸命こだわっている部分は 私はそれでもいいと思う。 ひとに迷惑をかけないくらいなら こだわりもオーケーだと思う。 よく自閉症児にこだわりがあると やめさせようと必死になるお母さんがいるけど それは逆効果のときもある。 やめさせようとすればするほど こだわる・・・ それなら好きなだけこだわりなさい! 人に迷惑をかけない程度に。って思うことにした。 でなきゃやってらんないよ! 3人ともすご~いこだわりなんだもん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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