テーマ:障害児と生きる日常(4430)
カテゴリ:療育と構造化
録画していた草なぎつよしくんのドラマ
「ぼくの歩く道」と見ました。 最初の感想は「やっぱりな」でした。 なぜなら、発語ができて、あまり感覚遊びをしないような 健常者に近い自閉の人だったから。 だんないわく 「げんみたいなのじゃドラマにならないだろう?」 確かに、光とともにの光君も レインマンのダスティホフマンも ちゃんと発語してたなあ。 おまけに、草なぎくんのてるくんは 受け答えもちゃんとできる。 すごい!優秀だ! お部屋もほとんど構造化されていない。 文字も読み書きできる。 だがそれゆえに起きる誤解。 それはかわいそうだなあ。 お母さんは、健常者と障害者と分けるのを嫌がっているが 仕事をさせるにあたって特に工夫している様子もない。 自閉症の子はまじめだ。 仕事はちゃんとこなせる。 だけど、休み時間など自由な時間をどうやって過ごすか? というのが最大の難問。 てるくんはツールドフランスが好き。 すごく普通の人っぽくていいじゃないですか。 ひもをかじったり、くるくる回ったり というような一般の人から異様に見える余暇は 職場ではできない。 うちのげんもなんとかウルトラマンの雑誌を読むことで だいぶ外での余暇ができるようになった。 いつまでも人形を握り締めているのは ちょっといけないもんね。 年相応の余暇がなくては。 あとお仕事を教える幼なじみのみやこちゃん。 かわいそうですよね。 自分の仕事もあるのに・・・ あの子がやっていることが まさにジョブコーチングなんだと思います。 ジョブコーチングを入れて サポートブックで 自閉症自体を理解してもらうのではなく 本人の特性を理解してもらった方が 近道なような気がする。 そして、なんでも障害のせいにしない。 最低限の社会性をつけなくては いけない。 それには小さい頃から 親や兄弟以外の人と 確実にコミニケーションをとれるように 練習をした方がいい。 親ががんばりすぎるのはいけない。 そんなことをすると 親がいなくなったときに困るのは本人だから。 兄弟もけっしてその子のすべてを背負ってはいけない。 みんなそれぞれの人生がある。 障害者もちゃんと自立できる世の中に げんのような重度の障害者でも働ける世の中に なって欲しいと思い 私にできることをこつこつとやるしかないんだろうな。 てるくん、がんばって欲しいなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/10/15 11:07:32 AM
コメント(0) | コメントを書く |
|