テーマ:障害児と生きる日常(4430)
カテゴリ:養護学校
先週、げんの面談に行ってきました。
マイペースながらもがんばって学校生活を おくっているようです。 今回の担当の先生は今までげんの扱いが一番うまかった先生で 基礎も担当してくれるようです。 その先生も言っていましたが・・・ げんは言葉や数値の概念がなく 発語もないのですが、 認知は高く 1年のときのようにカードやスケジュールを駆使して あれをやってください。これをやってください。 と指示するのではなく やることはもうほとんど把握しているので 気持ちの切り替え待ちだということです。 そして、新し物好きのくせに 失敗が嫌いなので 基礎も、確実にできるもの 興味を示す新しいものを盛り込んでいるそうです。 すごいなあ。先生って。 いつも関心してしまう。 げんは要領がよく すぐに課題を把握して取り組むことができる。 内容が良くわからないものに対しては なかなか一人でやろうとしない。 などなどいろいろなお話を聞かせていただきました。 その中で先生も私も 「これはどうなの?」と思うことがひとつありました。 それは文字です。 あいうえおの表がすべてうまく並べられるということ。 げんは意味のない文字の羅列はおぼえないのですが あいうえおが並べられるというのは なぜか? たぶん、あいうえおの五十音図をひとつのロゴみたいに 丸暗記してしまったんでしょうね。 私は正直言ってあまり学校には期待していませんでした。 ただ集団生活に慣れてくれればいいなあ。ぐらいに。 でも、実際は違いましたね。 学校で教わることは実に大きい。 私たち家族では教えることのできないことを 毎日たくさん体験してきました。 げんは何度も言うようですが言葉の概念がありません。 それはつまりパソコンでいうOS(ソフトを扱うシステム)がなく ソフトをいれてもいれてもうまく扱えない状態。 ある自閉症児を持つお母さんが言っていました。 「概念はなかったらつければいいんです。」 そんな馬鹿な!とそのときは思いましが 今はなんとなくわかるようになってきました。 げんは毎日少しづついろいろなことを吸収して 葛藤して学んで生きているだなあと 感心してしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/04/28 11:42:39 PM
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