テーマ:障害児と生きる日常(4430)
カテゴリ:療育と構造化
昨日、知的障害の9歳の子が歯の治療で全身麻酔をして
亡くなった記事をみた。 やはり全身麻酔は恐い。 3年ほど前、げんは奥歯の2本だけだけど神経までいっている虫歯がみつかった。 仕方がないので全身麻酔で歯の治療を受けることになった。 私は、どうしても納得ができず いろいろな歯医者を探したけど どれも治療はできそうになかった。 歯の治療で全身麻酔なんて・・・ と思われる方も多数いるかと思いますが 知的障害や自閉症の子の歯の治療は難しく 最後は全身麻酔でいっきに治療。 というのが結構普通みたい。 松風園のお母さん方も 「全身麻酔の方が楽よ~」 と言っている人も多数いた。 だけど・・・ 全身麻酔はなぜ眠るのか? 未だに医学的にはわからないそうで。 そんなものに大事な子どもを任せるのは とても不安で不安で・・・ しかも手術なのでそれなりに検査がたくさんあって 心電図やレントゲン、尿検査などなど・・・ 当時はほとんど医者にかかっていなかったげん。 すごく大変でした。 私がカードを使って説明しようとすると 「そういうのはよそでやってください! ここは手術をする場所です。 いまさらトレーニングなんてしないでください!!」 と怒鳴られました。 入院中もじっとしていられないげんに腹を立てた同室のティーンエィジャー 「うるさいから、なんとかして!!」 と何度も怒鳴り、私はただひたすら謝るだけ。 仕方がないので、病室にはいれず ずっと待合室で過ごしました。 食事も食堂で2人でご飯を食べました。 そこは子ども専門の大きな病院。 みんな重い病気で入院している。 げんのように一見元気な子はいるだけで迷惑なんでしょうね。 夜、車椅子でいっせいに子どもたちが公衆電話の前に来て ママに電話をしていました。 とても大変そうだったけど・・・ 一人で入院できるなんてすごいなあ。とちょっと羨ましかった。 私はその手術に懲りて げんを月2回、トレーニング専門の歯医者に連れて行っています。 げんはもともとエナメル質が良いので 虫歯にはめったにかからない。 あの時はたまたまだったようで・・・ これからは虫歯にならない。 軽い治療なら受けられる程度に。 と思いながらがんばっています。 亡くなったお子さんのご冥福を祈ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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