テーマ:障害児と生きる日常(4430)
カテゴリ:療育と構造化
今日、げんと同じ年の女の子で、生まれたときから知っている子に偶然会いました。
その子も自閉症でした。 縁あってよく遊んだりもしたのですが その子は長男と同じ幼稚園に行き げんは松風園に行きました。 当時、その子の母親はその子の障害を受け入れられず 「いつか普通の子になる」 と固く信じていました。 しかし、その後、自閉度はUPして 何度も失踪を繰り返し、とても大変だったと聞きました。 小学校は学区の特学に行き 今日は、交流級のお友達と妹とお母さんと4人で仲良くお買い物をしていました。 帰り際、はっきりと「さよなら」と その子は言いました。 目線は合っていませんでしたが とても普通の子っぽかった。 私は、障害児の母親は常にがんばらなくてはいけない! 頑張らなくては障害児は成長しない! と思っていました。 でも、もしかして違うのかもしれない・・・ その子のお母さんは幼稚園時代に面談に行きませんでした。 先生に怒られるのが嫌だったのと 自分の子の現実をつきつけられるのが嫌だったようです。 「○○ちゃんと幼稚園のことだから私には関係ない!」 と言っていました。 今日も「○○ちゃんはすごくがんばっているよ」 と言っていた。 そう、そのお母さんは障害を受け入れられたようですが やはり、障害は障害児本人ががんばることで 親ががんばることではない!と思っているようです。 私は、そんなの子供がかわいそう!ちゃんと成長するのかな? と思ったこともありましたが・・・ ○○ちゃん、ちゃんと 「さよなら」と言っていました。 げんがどんなにがんばっても手に入れられないものを ちゃんと手にしている。 そう感じました。 げんは、もしかして、養護なんて行かないで 学区の特学に行ってれば もっと刺激があり、成長したのかもしれない。 こんなに毎日がんばって養護に行かなくても もしかして・・・もしかして・・・ でも、やはり、今のげんの成長をみると 松風園に行って養護に行ってよかったんだ。 反省はするけど後悔はしていない。 がんばって普通の子に見えることよりも がんばらないで自分らしく生きられることのほうが げんには大事なんだ。 と・・・ちょっと羨ましさを感じながらも がんばってきたことに誇らしさを感じたりして。 げんはもともとが重度の障害なんだから ○○ちゃんのように特学に行っても ○○ちゃんのようにはたぶんならなかっただろう。 でも・・・ やっぱり、がんばっているげんには 片言でも言葉を話してコミニケーションできる能力を あげたかったなあ。 げんはあんなにがんばっているのに・・・ 私は親として、なんとも不甲斐なさを感じました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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