こわれた・・・
とうとう壊れてしまった。今までずっと張り詰めて、がんばっていたものが・・・うちは朝、殺人的忙しさである。朝8時には3人の子供を全部用意させて長男は学校へげんは私と養護学校へ三男は幼稚園のバスを待つ間実家へそれぞれ行くのである。しかし、このおこちゃまたち7時すぎないと起きないのだ。1時間で、ご飯を食べて着替えて支度して・・・とやらなくてはいけないのに。時間がない。長男はだいぶ手がかからなくなったとはいえ、必ず、朝、重大発表するのだ「宿題わすれた。」「算数セットいるんだ!」「集金今日までだった。」などなど。もう、たいていのことではおどろかない。三男は一番早起きで準備もなかなか順調なのだが・・・他の兄弟を待つ間突然、ご飯を追加で食べ始めたりして家を出る頃には、全身はちみつ(トーストの)だらけになっていることも少なくない。問題はげん。げんは自閉症。やはり普通の人とはスピードがちょっとちがう。げんは特別に、車の中で朝ごはんが食べられる事が許されているためスケジュールは、トイレ→着替えの2つだけである。しかし、これがなかなか(指示)入らない。言葉がけが大嫌いなのでカードで促す。しかし、せかされれば、せかされるほど嫌がる。でも、たいていは時間になるとやりだすのだ。しかし、時間の感覚がないので最近は時計のマッチングなどをしてがんばっているのだが・・・・今日、げんは珍しく泣いてしまった。たぶん、せかされたのが嫌だったのだろう。ずっと、ずっと我慢してやっていた。しかし、今日も明日もあさってもいつまでつづくかわからない、この朝の忙しさ。たぶん、そのせいで泣いてしまったのだろう。でも、驚いた事に、私自身が泣き出してしまったのだ。「もうやりたくない・・・」実は、私もこの朝の準備が大嫌いだった。でも、母親は嫌だといえない。ましてや障害児の母親はがんばらなくてはいけない。がんばって当然なのだ。(というのをどこかで聞いたことがある)それをいつも思っていた私。げんが泣いたのをきっかけになにもかも嫌になってしまったのだ。もう、このまま死んでしまいたい。死んだらどんなに楽だろう。でも、家に帰ってきてみんな死んでたら長男はどんなにショックをうけるだろう?パパはどんなに辛いだろう?大丈夫だ。まだこんなこと考えている余裕がある。死ぬくらいなら今日は休んでしまおう。いつも、自分がだだをこねてスケジュールが変わる事がないげん。今日は家のカードをみせたら途端に笑顔になった。そうだ!どうせみんな具合がよくない。休めばよかったんだ。簡単なこと。でも、明日は仕事がはいっているからちゃんと行かなくちゃ。そうだ!げんも他の子も自分達のカレンダーをもたせよう。壁に貼って、だれもで自分の予定がわかるようにしよう。そしたら、げんもわかるようになるかもしれない。時間の感覚や、行事の予定。どんどん見通しをつけて行こう。でも、がんばりすぎないように。ランキングにご協力ください