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カテゴリ:本
千里眼シリーズ最新作。
書き下ろしでいきなり文庫だったから即買いに走った。 ハードカバーだと持ち歩きが不便・・・というのがあり、文庫化を待ってしまうのだ。 特にこの千里眼シリーズはかなりのページが書き足されるということなので余計そうなってしまう。 今回の始まり方は一級建築士の耐震偽造設計の話だった。 単なる序章にしか過ぎないけれど、マンションの耐震偽造設計の責任についての自白をとるために大掛かりな工作が行なわれ、それを暴き、巻き込まれている人たちを救うのが主人公の岬美由紀。 その工作を行なったのが岬美由紀のかねてから宿命の敵である組織。 呼んでいるとフィクションだとわかっているんだけれど、 書かれている事件がフィクションに思えないからすごい・・・ 今回の耐震偽造もそうだし、前回は歴史の捏造をした教授が出てきたし・・・ いずれも話題としては実社会の新聞をにぎわせていた実在の人物を思わせる。 上巻しかまだ終わっていないけれど、このシリーズを通して出てくる岬美由紀がかつて「師」と仰いでいた友里佐知子の過去に関するストーリーが語られる。 かつての「師」は実は巨悪なテロ軍団のボスであったために、美由紀に陰謀を阻まれ死んだ。 死んだはずのキャラがこんだけフィーチャーされるのもすごいな。 下巻ではその友里佐知子の後継者であった美由紀ともう1人の後継者である人物との対決が行なわれる。 会社休んで読みたい気分・・・ 千里眼背徳のシンデレラ(上) 千里眼背徳のシンデレラ(下) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 16, 2006 10:43:35 PM
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