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カテゴリ:本
文庫派の私にしては珍しくハードカバーで購入。
千里眼、催眠シリーズで登場する3人のカウンセラーが血液型をめぐって奮闘する。 血液型性格ブームが加熱しすぎた現代。特にB型人間に対する差別や偏見が広がっていく。 そして白血病をテーマにしたドラマが流行するため、白血病に対して不治の病という間違った認識が浸透する。 ひとりの白血病患者の女性がつぶやいた。「骨髄移植をすれば血液型が変わり、B型になっちゃう。B型になるくらいなら、死んだほうがマシよ!」 彼女をはじめとする白血病に対する誤った認識を持つ人、そして血液型にたいする認識をくつがえすことができるか・・・ 血液型によって性格を判断する・・・これは私もやってしまうこと。 A型は真面目、O型は天下泰平、B型は自己中心的、AB型は二重人格。。。 これっていつ刷り込まれた認識だろうか? そういう本を読んだ記憶はないのだけれど。 初めて会った人などに血液型を聞くのもクセだよな。。。 血液型を気にする国民って実は世界でも少ない。 アジア圏ぐらいなんだよね。 ヨーロッパなどでは自分の血液型など知らない人のほうが多いのだから。 これは小説であり、フィクションだけれど自分にも当てはまっている部分が多くあった。 非科学的理論であるということはよく分かっていても、この認識をくつがえす証明をするのは難しい。 そのくつがえす過程が面白かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 2, 2006 11:25:41 PM
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