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カテゴリ:本
今野作品はSTシリーズしか見たことなかったので、手に取った作品。
警察ものだけれど、今野作品は事件だけが中心になるのではなく登場人物全員がものすごく人間臭い。 そのため、人間模様が事件と同等の割合を占める。 刑事であっても管理職・・・という安積警部補が主人公。 事件の経過とともに、彼を取り巻く人間関係に悩む。 普通のサラリーマンの管理職のように新人の育て方、部下の取り扱いに悩む。 警察って特殊な環境なのかな・・・と思いがちに、彼の悩みは意外だった。 もちろん警察特有の本庁と分署の狭間に立たされるという悩みもある。 事件は脚本家の変死体が発見されることから始まる。 目撃者の証言から暴力団の準構成員がスピード逮捕される。 しかし犯行は認めたものの、動機については黙秘。 だれかをかばっているのではないかという推論に。 調べていくうちに麻薬の密売ルートが浮かび上がり・・・ 意外な人にたどりつく。 ただ気になったのが、ちょっと出版されてから時間が経ってしまっているので使っている道具がちょっと古い。 まだポケベルしかなかったり、コンピューターがものすごい魔法の道具として出てきたり。。。 ま、リアルタイムで読んでいないからそれは仕方がないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 23, 2006 10:53:21 PM
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