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カテゴリ:本
龍の哭く街 中国マフィアと日本のヤクザの抗争できな臭い新宿ゴールデン街。 『ハイラインド』のバーテンの氷室和臣は、元入国管理局の職員。 不法在留在する外国人に対する管理局の扱いはひどく、リンチが日常的に行われてた。 そんな状態に嫌気がしているころ、不正残留の中国人兄弟に対するリンチ事件が起きる。 強制退去で送還された兄・呉俊炎は、香港財界の大物となって来日した。 そして、リンチに関わった元同僚三人が、つぎつぎに不審な死を遂げていく……。 最後のリンチにかかわった者として狙われた氷室。 そして客から中国人が奇妙なものを歌舞伎町に次々埋めているという情報が入る。 警察に狙われたことを相談しても、過去のリンチ事件が発覚していない そして管理局がそれを認めない以上、事件として扱われず自分の身を自分で守るしかない。 リンチ事件後に中国へ渡った氷室は中国文化に精通し、武術、そして風水などの知識を生かして自分と自分の周りにいるものを守ると決意する。 こちらは1996年に発刊されたものを再発刊したもの。 ちょっと時代を感じるかなー。 でも不法在留あたりは現在も同じこと起きそう… 今野氏の興味の広さには本当に驚かされる。 このストーリーでは風水のそして中国の文化に精通していることがわかるし 色々な今野作品を読んでて、今回は展開急ぎすぎてるかなーとは思ってしまった。 これは1冊で完了させようとして、最後が驚きの結末に… ちょっとびっくりしちゃった でも軽ーく読めるハードボイルドってことでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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