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カテゴリ:本
『秘匿』から半年、鳴沢了。 前作で警視庁一課に所属してた藤田が西八王子署へ。 藤田いわく「鳴沢のストッパー」として来たらしいが… 西八王子署管内で保護された、日本語は分かるようだが喋らない少年。 身許もわからず事件性もあやしいがほっとけず、鳴沢が調べ始める。 生安・山口美鈴刑事も加わり調べる。 鳴沢はどことなく勇樹と重なる彼を気遣うが、病院から忽然と消えてしまう。 調査を進めると少年が日系ブラジル人であること、父親が罪を犯し、 ブラジルに帰国したことが判明する。 単なる失踪なのか、あるいは…強引に捜査に乗り出した鳴沢は、一路群馬に飛ぶ。 鳴沢シリーズ第10弾。 ずいぶんと長いシリーズになった… 今回は新しいレギュラーとなるひとたちも登場。 そして今までとちょっと違うのは、「事件」から始まらない。 少年を保護するという鳴沢の人間らしさから始まった。 勇樹とかかわることで、鳴沢の「人間らしさ」が生まれてきたんだろう。 少年と勇樹が重なり、なんとか心を開かせようとする。 しかし病院から消えた少年の行方は… 在日外国人との問題や、幼児虐待など取り上げているテーマはやや重い。 しかし新たなパートナーである藤田のキャラがおもしろい 今までのパートナーとはまた全然違う!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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