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カテゴリ:本
<上> 夜明けに鳴ったインターフォンが事件の始まりだった。 訪問者は青山署の刑事たち。 彼らは開口一番、鳴沢のアリバイを確認してきた。 前夜会っていた情報屋が殺され、その容疑をかけられたのだ。 美味しいネタとして仄めかされた言葉「ABC」―それが彼の命を奪ったのか? 自らの疑惑を晴らすため立ち上がる鳴沢だが…。 相棒・藤田も突然張り込みで鳴沢と連絡がなかなかとれずに動けなくなる。 鳴沢は警察から孤立してしまう。 そして次々と鳴沢に不利な条件がそろっていく。 <下> 情報屋に続き、警視庁公安部の山口が殺された。 再び鳴沢に嫌疑がかかる状況で…。 身の潔白を証明しようと鳴沢は一人奔走するも、 信じていた仲間にも警察内部の圧力がかかり、いよいよ孤立無援の状況に。 ようやく謎の言葉「ABC」が大規模な国際犯罪に繋がることを掴むが、捜査は行き詰まる。ついに敵の銃弾は、鳴沢に向け放たれたのだった。 そんな中、横浜地検の城戸から接触がある。 長かった鳴沢了のシリーズ完結編 孤立した状態した鳴沢から協力者が少しずつ表れというこれまでの展開を踏襲した作品。 でも、鳴沢の人間的成長をしっかりと見れる。 本当に困った状態に陥った時、どれだけの人が自分のために動いてくれるのか。。。 思わず自分の周りを振り返ってしまった 最後らしく登場人物がオールスター状態 こうやってみると本当に個性的なキャラが多いなー。 そして意外な形でこの小説の名前がでて、堂場氏のいたずら心?がみえた。 そして以前紹介した『神の領域』で大活躍してる横浜地検・城戸南が登場。 いい味してるねー。
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