元気の源

コンダクター 価格：660円（税込、送料別）

フルート奏者の朽木奈緒美は、これから始まる音大時代の仲間との新しい仕事に心を躍らせていた。
そんな中、とある場所で謎の変死体が発見されてから、
繰り返し悪夢を見るようになり、時を同じくして、周りで次々と事件が起こっていく。
そしてその変死体がもっていたのは奈緒美たち仲間の写真。
夢の原因も事件の発端も、朽木が思い出せないという過去にあるのか？

毎夜の悪夢、首なしの白骨、壊れ始める友情、そして怪事件を狂信的に追う刑事…音楽を奏でる若者たちの日常が、一見つながりのない出来事により崩壊の道へ。
これは、単なる偶然か！？

神永氏は心霊探偵シリーズをずっと読んでいたので、なじみのある作家さん。
新作と聞き、即手に取った。
あまりにも謎が謎を呼ぶ形になっていて…読んでいてもハラハラする。
どうなるんだろう…という展開。
自分なりに犯人を考えるんだけれど、次の瞬間にそれを崩すような展開になったりして。
でも謎解きのときにあまりにも相関関係が混乱してしまって…
何度も読み直ししてしまったー。

エピローグまで読まないとこの物語は完結しない。
読まない人は…本当の結末知らないままになってしまうよね