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カテゴリ:本
38口径の告発 歌舞伎町24時―うらぶれた『梨田診療所』の外科医・犬養和正のもとへ急患が運び込まれた。 血まみれの下半身、大陸訛りのある日本語。 銃弾が大腿骨で止まっていた。 中国人マフィア同士の抗争か。 「犯人は、警官だ」 そう言い残して、彼らは消えた。 銃弾を適出した後に元患者で、今は地回りの赤城僚二が入ってきた。 取り出した銃弾を渡せと言う。 犬養は亡き妻の忘れ形見、一人息子の翔一のためにも面倒なことにまきこまれたくなかった。 どうするべきか…。 その頃事件現場では捜査第四係の金森猛が不可解な行動を取っていた。 守るべきは正義か、それとも組織か。。。 しばらくアップしてなかった今野作品。 読んでなかったわけではありません むしろいっぱい読んでいて…山積みされてます。 時間をかけてアップして行こうかな。 今野作品によくある、復刻版。 この人は本当に作品数が多い!!! 派閥争いに負け、今は歌舞伎町のうらぶれた診療所で働くエリート外科医。 ヤクザに買われた悪徳警察官。 正義を貫こうとする警官。 一発の銃弾を巡っての三つ巴。 こういうわかりやすい構図は謎が謎を呼ぶというミステリーではなく、 人間の内面の描写に重点が置かれるかな。 犬養先生が1発の銃弾の処遇をどうするかという揺れ動きがみもの。 そして小学生の息子・翔がいいキャラ。 片親だからか…犬養も心配するほど大人びてる。 そしていいアドバイスを父親にするんだ このシリーズには続編もある。 闇の争覇 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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