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カテゴリ:本
下町の任侠、ヤクザである阿岐本組の代貸の日村。 縄張りのもめごとなどをまとめている。 組長の方針でヤクザは素人に迷惑をかけてはいけないときつく教育され、 新しく街に来た人には疎まれながら、昔ながらの商店の人には頼りにされている。 その阿岐本組長はいまどき珍しい昔堅気の任侠で現実離れした理想を掲げる。 そんな組長を尊敬し、ついていく代貸の日村。その下には個性的な若い衆が4人。 若い衆を仕切っている健一。 元暴走族の稔。 「落とせない女はいない」優男の真吉。 元ひきこもりのハッカー徹。 小さな所帯ながらも、個性的な面々がそろう。 阿岐本組長が兄弟分の組から倒産寸前の出版社経営を引き受けることになった。 舞い上がる組長に半ば呆れながら問題の梅之木書房に出向く日村。 そこにはひと癖もふた癖もある編集者たちが。 マル暴の刑事も絡んで、トラブルに次ぐトラブル。 頭を抱える日村と梅之木書房の運命は!? かなり以前に読んだ『任侠学園』の第一弾だった。。。 確かに最初に「出版社をたてなおしたことがある」という記述があって気になってたんだよね。 まさか前作があったなんて それを抜きにしても楽しめる作品。 主人公は任侠なんだけれど、とってお心も温まるストーリー。 本当の任侠って暴力とかじゃないんだなって思う。 日村が作品を通していうことは「交渉事をすることが任侠の仕事」っていう。 これって一般社会ですごく大事なことなんじゃないかなーって。 いかに交渉事をうまく進めることができるか…それに頭をフル回転させてる日村はすごく格好よくみえる。 組長の阿木本も本当にいいキャラ!!! 日村に無茶ぶりしているようで…色々考えてる 続編の『任侠病院』が連載中。 こちらも楽しみ 任侠学園 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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