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カテゴリ:本
国の傭兵たちを陰でサポートする―それが「傭兵代理店」である。 東京で密かに運営される代理店に、藤堂浩志が訪れた。 元刑事の彼は、ある殺人事件の犯人を追い傭兵部隊を渡り歩いていた。 藤堂は刑事時代に冤罪で殺人犯の汚名を着せられ、組織に対して絶望的な感情をもっていた。 そんな中真犯人が傭兵となっているという情報をうけ、自分も傭兵となり真実を追い求めた。 あれから十五年、事件はすでに時効だが、彼の帰国を待っていたかのように15年前の異常殺人が再発、謎の刺客が現われた! やがて背後に浮かび上がった、防衛省と政府要人の陰謀とは。 かなり前に読んで、お気に入りの作品 何も考えずにアクションシーンを楽しむには最高だと思う。 作者は俳優さんと同姓同名だけれど・・・別人です 「小説を自宅では読まない(キリなくなるから)」という私の主義を思い切り裏切らせた作品。 中断するタイミングが全く見つからず、睡眠を削ってでも一気に読み上げたくなる。 母にも怒られながら、このシリーズが読み終わるまでは・・・と主義を変更した 「傭兵」という日本ではなじみが少ない職業だけれど、意外と世界では知られてるんだよねー。 日本がいかに平和かということなんだろうけれど。 「傭兵代理店」というシステムも面白いし、登場するキャラが全員個性的で面白い!! 藤堂たち傭兵の職業柄、暗い、堅い話になりそうだけれどそうならないところがこの作品のいいところ。 戦場で命をかけて赴くゆえに「生きる」意味を良く知っている人たち。 決して大国の利益ばかりを求めて闘うのではなく、藤堂はむしろ「精神性」を重視しているように思う。 彼の「リベンジャー」というコードネームにもそれが現れてるかな。 現在、第6弾まで出ているけれど新刊が出るのが待ち遠しい
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