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カテゴリ:本
東京の大学に入学が決まり、下宿先を探していた春海は、 同じく下宿先を探していた京都からきた麗子に声を掛けられ、 2LDKのマンションで共同生活をすることになった。 お互いを干渉しない約束で始めた共同生活は快適だったが、 3ヵ月後、麗子が失踪し、折半する家賃の振込みもなく、 困り果てた春海は、麗子の部屋にある電話のリダイヤルボタンを押した。 麗子が失踪前に最後に掛けた相手は、松下という男だった。 折りしも松下の内縁の妻・由紀も失踪していた・・・。 跡を追ううち、彼女の二重、三重生活を知る。彼女は名前、化粧、嗜好までも替えていた。 「私は彼女の事を何も知らなかったのか…?」 帯に惹かれて手にとった作品。 物語の始まりからルームメイトが行方不明になってるから、わかりやすいタイトル…って思ってしまった。 しかし、読み進めるうちに本当のこのタイトルの意味がわかってくる。 話の展開も早く、どんどん読み進められる。 早いんだけれど…話が2転3転するので、予想がどんどん裏切られる。 そして面白いのはラスト、エピローグを読むかどうかは読者に委ねられる。 エンディングが選べるのだ もちろん読み進めるけれどね。。。 最後でまた裏切られたわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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