元気の源

【送料無料】警視庁情報官 価格：680円（税込、送料別）

警視庁情報室。
それは警視庁が秘密裏に組織した情報部門のプロ集団である。
情報室へ舞い込んだ一通の怪文書。
エース情報官・黒田は、抜群の情報収集力と分析力で、
政・官・財界そして世界的な宗教団体までもが絡む一大犯罪の疑惑を嗅ぎつける。


最近、「情報」というものの大事さを感じる。
つい最近読んだ小説が「ケースオフィサー」だったことでより深く感じたのかも知れない。。。
元々人間付き合いが苦手だった私が「情報を入れる引き出しをいっぱい持っていて、常に意識していればそのときに必要な情報をアレンジして人と話すきっかけを作ればいい」と思ってから気分が楽になったというのも大きいかもしれない。

情報ってのは結局、「人」と「センス」なんだよ――
作中の言葉だけれど、なんか響いた。。。


この本はまるでノンフィクションを読んでいるかのような錯覚を覚える。　
著者である「濱嘉之」は公安部公安課、内閣官房内閣情報調査室出身というキャリアを持つ。
さすがに本名ではなく、ペンネームらしいけれどね。
作中の話では内部に精通した者のみが知っている様な情報がたくさんあり、
取材だけでは知りえないことまであってとてもフィクションとは思えない。
ここまで書いていいんだろうか･･･とこちらが心配になる

これまでの小説では、キャリアや公安は、
まじめな警察官である刑事警察の敵役で、いやな奴が多かった。
でも、主人公・黒田は頭脳明晰、根気強く、しかも国民の平和な生活を守ろうとするヒーロー。
話自体は淡々と進む。
大きな事件･･･というよりは情報官ができた経緯、周りの反応などなどプロローグ的なことに終わっている感じ。
ただ次をものすごく期待させてくれる作品。

すでに第二弾も出ている模様。
楽しみ

公安特命捜査 公安特命捜査 価格：1,785円（税込、送料別）