元気の源

刑事総務課のシングルファーザー・大友鉄は、
捜査三課からの要請で老スリの現行犯逮捕を手伝うことになる。
簡単に終わるはずの仕事は、同時に起きた自殺騒ぎで撹乱されてしまう。
そして取り逃がした犯人は他殺体で発見される。
犯人が持っていたはずのアタッシュケースをめぐって捜査二課も交えた事件へと展開していく。
スリの弟子と名乗る男も登場して、老スリを殺害した犯人、そしてアタッシュケースに隠された犯罪を追う。


アナザーフェイス第四弾。
今回はテツの住む地元で事件は起きる。
自殺騒動で取り逃がしてしまったスリを自分のミスを取り返そうとテツが事件を追う。
今作では“シングルファーザー”ぶりがちょっと控えめ。
優斗が成長してきた…というのもあるんだろうけれど、｢普通｣の警察小説になってしまったのもちょっと残念かな。
テツ独特の変装や人の心を溶きほぐすという特技も…控えめ。

毎回、テツを現場へ送り込む後見人であった福原も異動のため交代することに。
新しい後見人が今後どのようにテツを使うのか。
今後の展開が楽しみ。