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April 19, 2015
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久しぶりの本のアップはシリーズでまとめて。

『給食のお兄さん』シリーズ。
小学校の給食室が舞台のお仕事小説。
有名店を渡り歩き、輝かしい受賞歴を誇る若き料理人・佐々目が、なぜか区立小学校の臨時給食調理員に。
自分の腕を見せたくて仕方がないのだが、客が自ら望んで金を払って食べにくる飲食店と、安全第一で栄養とカロリーと予算に縛られながら300食を一気に大量調理する学校給食とでは、勝手がまるで違う。

個性豊かな登場人物。
佐々目の上司となる「食育の鬼」管理栄養士の毛利。
男性家庭科教師の深津先生。
美人保健教師の由比先生。
調理補助の妹尾、土田、三須の三人。
そしてさまざまな事情を抱える小学生たち。

プライドの高い佐々目が様々な制約のなか作り出す給食を食べたい!!と思わさせられる作品。

私自身が給食だったのが転校や給食室の改装などの理由により小学校のころの3年間のみ。
少ない思い出しかない…。
だから余計に給食室でこんなことが行われているんだと興味深かった。

今の給食室には私たちの時代になかった役割もある。
アレルギー対策、ネグレクト対策、モンペ対策、マナー対策。。。。
こんな試みが行われているのだと…。

シリーズは続編の『進級』『卒業』の3冊。
佐々目の成長記録でもある。











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Last updated  April 19, 2015 11:55:20 PM
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