在るから露出する。
本日の我が家の雪景色。当地では此の4年間で多分2回目の降雪。流石の富士山遠望も5里霧中成らぬ10里?雪中哉。午前10時頃から舞い始めた雪。物の1時間程で略真っ白。只今15時。厚みに尚大粒で降り注ぎ中。雪には「禊ぐ」機能が有ると言う。見渡す限り一面悉く白くして終うのを見て「浄化」に譬えたのかも知れない。或いは雪景色に人は心を白くしたのかも知れない。此の処世界の迷惑から御近所迷惑迄「禊」の必要な人が累々。政財界職業彼是を問わず不始末不都合の坩堝。人が人を浄化するのは極めて困難。叶うなら此の儘地上の悪を覆い尽くして貰い度い程。然れど雪が融ければ再び三度。在る物は露出する。無い物は出様が無い。隠すより無くす事が肝要。「根絶」は植物許りか人間にこそ必要。