桜、新しい病院へ(12/2mixi日記より)
昨日、桜を新しい病院へ連れて行ったっす。 (超長いです・・・) 行く前に旦那と、私達の自己満足じゃないのか・桜の性格や負担を考えて麻酔を使うような検査は避けた方が良いのでは?そこまでして桜のためになるのか?延命についてなどを話した。 (病院全体) 中に入ると普通のクリニック。救急をやっていて検査設備が整っているような「病院」っという感じがしない。 (受付) 「初めてです」と言うと、「どうされましたか?」と。 「クッシング症候群と他の病院で診断されたのですが・・・」と。その先の言葉が見つからず黙っていると「こちらを受診されたいんですね?」と優しく言ってくれた。 人間の病院と同じく、生年月日・服用薬・症状・フードなどを記入する紙を渡された。 記入し、自分で前もってまとめておいた桜の情報 「病歴・服用した事がある薬・産まれてからの体重歴」 「今回クッシング症候群っと診断されるまでの経過・私の見解・病院で言われた事・疑問点」 「今まで受けた検査結果全てのコピー」 などなどを、提出。 (診察) 若い先生で、もの凄く腰が低い。 しかし質問をするとすぐに答えられる程の知識の豊富さに驚いた。 桜にすぐには触ろうとせず笑顔で私・旦那と話しをする。 今冷静に考えると、私の緊張感が桜に伝わっていると思ったのか、私が必死に話すのをずっとうなずいて聞いてくれた。それで桜もほっとしたのかもしれない。 手は傷だらけだった。睡眠薬・安定剤などを乱用していない・・・と安心した。 何故受診したのかもう解っている感じで、「ちゃんと管理されていますね。」「病歴・成長記録は診断の大きな材料になるので助かります。」と。 「自分では解っているんです、診断が難しい病気である事も。でも、ストレスと言われた翌々日に出た検査結果でクッシングなので来て下さいと言われ、薬を取り寄せ中ですと一方的に言われても。エコーや他の血液検査などもあるようですし。でも、麻酔を打ってまでの検査を受けるべきか、負担のかからない検査で解る範囲での診断はないのかと思ってしまって。副腎系の薬は恐くて、処方されても未だに飲ませていません。」と伝えた。 「相当勉強されているとは思いますが」と気を遣いながらも、自分の体を使って「副腎はここにあり・・・」などとクッシング症候群の病気について細かく説明してくれた。 その内容は、私が1週間必死になって調べた内容と1つの相違点もなく、様々な治療法がある事も提案してくれた。その前にそもそも本当にクッシングなのかをちゃんと見極める事が大事だと。 私は「本当にクッシングなのか、どのタイプなのか、進行度、それによる治療方法」が一番知りたかったので、本当に嬉しかった。 それから、先生と患者が同じ方向を向いていて信頼関係を築けなければ、治療は困難だという気持ちがもの凄く伝わってきた。ここで、「ただのペット・検査と薬だけ与えれば満足でしょう?」っと考える医者ではないと確信した。 「怖がりで、すぐウンチ・オシッコもらす」「最初は甘えてもダメだと思うと本噛みする事がある」「ストレスを溜めやすい性格」などを伝えた。 結果、先生は「エコーでの副腎の大きさを見極めるのは難しいですが、調べてみましょう。これだけの資料を頂いて申し訳ないのですが、きちんと診断したいのでレントゲン・血液検査をさせて頂いて宜しいですか?」「お昼の時間にストレスをかけないようにゆっくり検査をしますので預かっても宜しいですか?」と。 で、預けて検査を受ける事にした。 春は「僕の時代がやってきたぜ~♪」っという感じ・・・なのは最初の10分位だけ。 いつもの営業がなく、ソワソワ・・・。 その後、落ち込み。 先週は2時間桜を預けただけなのに春は吐いた←意外と繊細 (夕方の検査結果・桜お迎え) 先生が「副腎の大きさですが、エコーではどうしても難しかったので、麻酔をかけずにCTを撮らせて頂きました。後、レントゲン・血液検査をしました。」と。 血液検査のコピー・エコーの写真・パソコンからスクリーンに映し出されたCT・レントゲン・エコーを見る。 「副腎は普通サイズより大きく多飲多尿の症状があるので、クッシング症候群である確率は極めて高い。とはいえ癌であればもっと大きくなるはずなので、副腎の癌ではなく、脳下垂体の副腎ホルモンの分泌過剰よるものだと思われる」と。私が知りたかった、副腎・下垂体どちらが原因かがはっきりした。副腎の大きさが何ミリなのかをCT画面で確認。 「心臓・肺・腎臓・胃腸は問題ないです」ほっとした。 血液検査の結果は驚くべきものだった。 「血液検査の結果、白血球の数値が尋常じゃない程高い。何かの感染症にかかっていると思われます。」との事。 え?ちゃんと気を付けていたのに・・・と自分の持っている桜の血液検査データを見ると、半年前には正常値だった白血球が8月~最近までの血液検査では白血球の数値自体を検査していなかった!!! 完全に私の見落としだ!!ちゃんと検査をお願いすれば良かった・・・と自責の念。 白血球の数値が高いという事は・・・と私の中で恐ろしい過ちを犯すところだったと血の気がひいた。 「どちらにせよ抗生剤を服用した方が良いです」といわれた。 白血球の数値が高いという事は、どこかに炎症・感染症を起こしている事は私にも解る。ステロイド・抗生剤・抗菌剤・抗ウィルス剤等を服用するのが一般的だという事も。気が付かずにクッシング症候群の薬「副腎皮質ホルモンを下げる薬」を服用していたら、感染症を悪化させていたかもしれない。年齢・抵抗力を考慮しても一歩間違えれば死に至る事もある。薬の恐ろしさは自分で嫌という程解っていたけど、あらためて再認識。 先生に抗生剤を処方して貰った。今回処方された抗生剤は合成ペニシリン系で、前にも処方された事があるメジャーな薬。「製薬会社と手を組んで儲ける」「新薬で数字が欲しい」っという先生への不信感は消えた。クッシングはまだそんなに進行していないし、勿論治療は後回し。新たに感染症の疑いが出てきて不安になったが、それに関しては誰でもかかる病気だし、対処する薬も多い。後は桜の体力次第なので、私の出番だ。 最後に先生が「ALPの数値、大丈夫でしたよ」と。え?っと数値を見ると、ALPの数値が正常値に近い300近くまで下がっていた!! 今年3回血液検査をしたが、全て1000~2000の数値が出ていた。なのに今回下がっていたという事は採血時のストレスが関与していた事になる。 正確な数値を測るのにはストレスがかかっていない時に採血するのが理想的だし桜にとっても有難い事だけど・・・それはなかなか難しい。私自身、採血の時には発作を起こしてしまう事がある。今回ALPの数値が下がったという事は、採血の時にストレスがかかっていなかった事になる・・・。本当に驚いた。 先生に「多飲多尿・副腎の大きさからクッシング症候群である確率は高いけど、一度ちゃんと桜ちゃんの水分摂取量を知りたいです。1日に水分摂取量は体重×100なので、桜ちゃんは4.7kg=470ml以上摂取したら多飲になります。2匹いて大変だと思いますが、桜ちゃんが毎日どの位水を飲んでいるか調べられますか?」と言われ、「はい」と答えた。 クッシング症候群のワンちゃんママ達のブログも沢山見て勉強したが、皆毎日の水分摂取をきちんと測っていた。 先生の言っている事は的確で私のやらなければならない事をしっかり教えてくれた。何より、桜のALPの数値が下がった=今回ストレスがあまりかからなかったっという事を裏付けるように桜は普通に元気に奥から出てきた。 この間迎えに行った時には(囚われた宇宙人)みたいになっていたのに・・・。 「桜ちゃん、お漏らししてしまって、拭いたのですがちょっと汚れちゃってすみません。」とっと謝られちゃって、私は「こちらこそすみません・・・」と。 前の病院では「そそうしちゃったのでお尻を洗いました=1500円。目に毛が入るのでカットしました=目の周りカット500円。」何が普通なのか解らないけど、桜が元気だったのが一番嬉しかった。 (病院を出てから) 桜・春の大好きなイベント・・・近所のスーパーへ買い物。 旦那が買い物している間、私・桜・春は車の中でお留守番。 春は外の人にかまってもらいたくて営業。 桜は守られた車の中から外の人・犬を吠えるのが大好き。 「なんやお前、あたしに挨拶なしに目の前通るなんて100万年はやいで~」っとな。 今までは、吠えちゃダメ!って言ってきたけど、 いつもの「なんや~」「喧嘩売っとんのか~」(安心出来る場所だけ強気になれる)元気に喧嘩売ってる桜を見て涙がでた・・・。 病院の感想 1・普通のクリニック並みの広さ(大きさ) 2・病院が転居してまだ2ヶ月だった事もあるが、かなり清潔 3・近所の人も普通に来るような身近さ・ヘルニアに関しては他県から通う人もいる 4・病院特有の圧迫感・緊張感を感じない 5・驚く程混んでいた 6・先生の知識が豊富・各診察室を院長先生がちょくちょく見に来る 7・設備が良い・検査結果が早く出る 8・安い 9・桜が普通だった事に驚いた 旦那の感想 1・清潔 2・人気がある 3・いいんじゃない?(桜の様子を見て) 4・安い ちなみに、今回の料金 初診料・・・・・・・・・・・・・・・・1500円 血液検査(血球)・・・・・・・・・・・2000円 血液検査(生化学12項 )単価500円・・・6000円 エコー・・・・・・・・・・・・・・・・1000円 レントゲン・・・・・・・・・・・・・・4000円 CT・・・・・・・・・・・・・・・・・10000円 処方薬7日分単価270円・・・・・・・・・1890円 合計・・・・・・・・・・・・・・・・・27709円 アニコム70%負担(1日上限14000円)・・・14000円 実質負担・・・・・・・・・・・・・・・13709円 5万は覚悟していたので驚きの安さ、人間でももっと高い。 ・・・検査しなくても他の動物病院では診察・簡単な検査・薬だけでこの位かかる。 後思ったのは・・・。 アニコムに入っていて本当に良かった。 ここ1ヶ月で6万位アニコム負担。 これから毎日薬を服用する事になるし。 今までの支払った毎月の保険料の方が高いけど、 やっぱり助け合いだなぁ(T-T )( T-T) っという感じっす。 ながーくって、すんませ~ん(〃 ̄ー ̄)/ mixiの日記(平成25年11月27日)より