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カテゴリ:リアル
こんにちは!今日は一日を通して、広島は雨模様。さむーい朝となりました。
今日はちょっと、出かけていたのですけど。そこである方のお話を聞きました。FF話ではなく、久々のリアル話です。 ☆*:;;;;;:*☆☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆ 毎年、交通事故でなくなられる方は全国で7千人と言われています。かくいう、私の母も交通事故で8年程前に他界しました。(直接には、意識不明のまま逝ってしまったのですが)そして、自殺者はその3倍と言われています。アフリカなどの発展途上国では餓死が多いですよね。そういったコトはそちらの国ではあたりまえというか…よくある出来事なので大きいニュースではとりあげられていませんが、日本で同じように餓死した方が居たとすれば大きいニュースで取り上げられる事でしょう。ですが、逆に自殺者の報道に関してはさほど大きくは報道されません…。 自殺の動機に関しても、昔と今では異なってきていると言っていました。確かに、そのとおりだよな、と思ったりしました。 そして、ある青年の話をされました。その方は、常日頃、『自分というものの存在する意味はなんなのか』ということに対して悩んでいたそうです。その事を考え始めると勉強も手につかない。。。なので、今まで生きてきた方達の自伝などから、その答えを探し出そうと、毎日、毎日図書館で本を借りてきたりなどしてひたすらに求めてきました。 が、答えが見つからずに、どんどん自分の中に、『存在する意味』を感じられなくなってきて最終的に『自分は存在していないんじゃないか』と、自分を否定し始めてしまったんです。結果、生きている意味が無いと思い、自殺しようというところに行き着きました。彼は、とても真面目な方だったようで死に方も必死に考えていました。『人に迷惑かけないように、ひっそりと死にたい…』 そう考えた結果、森の奥で死のうと決めたそうです。そして、決意して森に入る日。今日のように大雨が降る中薬を持って森の奥へ、奥へと入りました。 すると、草むらがガサッとなりました。彼は『熊か!?蛇か!?』とドキッとしたそうです。…一匹の犬でした。見るからにやせ細り、よろめきながら、そしてブルブル震えながら近寄ってきたそうです。彼は犬を抱きかかえました。その犬を見て哀れに思ったんです。そして…それと同時に自分が今まで生きてきた時の事がフッと思い出されて、みじめになって、犬を抱えながら泣き崩れたんです。たくさん、たくさん泣いていました。 そしてフッと気付くと犬が彼の顔を舐めまわしながら腕の中で暴れています。『あれっ、なんだ??さっきまでの犬と同じ犬か??すごく元気になっている。なんでだ??何がこの犬をそうさせたんだ???』と、疑問に思って原因を見つけようとあたりを見回しました。が、この深い森の中。何もあるはずはありません。ただ、そこに居るのはその、元気になめまわしている犬と、自分一人………… その時彼は気付いたんです。『あぁ、そうか!自分が居るからこの犬はこんなに元気になったんだ』と。自分は今、ここに存在しているんだ!そう気付いたら自殺の事なんですっかり忘れて家に戻ったそうです。そして、家を綺麗に整理しました。自伝等、『自分の存在する意味』を探す為に集めた本はトラック一台分くらいあったそうです。が、結局その意味を見つけられませんでした。でも、たった一匹の犬が、その答えを教えてくれたのです。 ☆*:;;;;;:*☆☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆ この話を聞いて胸が熱くなりました。そう、人間は自分一人だけでは存在している事を証明できない。相手が居てこそ、自分が存在している事を証明できるんだと。親を通して、ダンナを通して、そして子供を通して、他の対象者を通して。 リアルの生活も勿論だけど、ヴァナでもそうだよなって思います。相手が居るからこそ、だな~って。すごくいい話を聞けて本当に良かったなって、思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月06日 14時43分30秒
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