五能線の海を眺めて
五能線の海を眺めて白神山地での散策を堪能し、いい気分で下山しました。青池の神秘なブルーをはじめ、ブナの森の重厚さなど、さすがは世界遺産。良いものを見せていただきました。時刻表を調べると、ほどなく十二湖駅に上り列車が到着することが分かりました。線路の敷設関係から、五能線は上り列車に対して順光となることが多いため、これを見逃すことはできません。撮影場所として思い浮かんだのは、大間越と岩館の間にあるオーバークロス。急げば間に合いそうであります。隣に座っている妻に、通り過ぎていく駅を列車が何分後に発車するのかを確認し、先行状況を把握いたします。すっ飛ばしたわけでもなく、余裕を持って現地に到着できました。先客が一人いらっしゃいましたので、並ばせてもらって待機したのでございます。いやあ、それにしても暑い。打ち寄せる日本海の波を見ると、思わず浸かってみたいという気分になります。数分後、岬の向こうに姿を現した列車が、カーブを描いてゆっくりと接近してまいります。うん、これぞ、五能線。撮影地:五能線大間越~岩館今日8月31日は、都電の廃止が決まった日(1963年)、野菜の日(1983年)、そばの日(毎月)だそうです。