伊豆箱根鉄道のロケハンで見たもの
岳南鉄道から伊豆箱根鉄道へと回りました。すでに日は大きく西に傾き、あとしばらくすれば太陽は沈んでしまうという時刻です。その日一日、頭の上にあった雲は姿を消し、西の空には真っ赤な太陽が姿を現しています。好天の予感。明日はきっと晴れる。そう確信させるような夕陽です。明日に備えてロケハンをしているうちに、上り列車がやってきました。露出的にはかなり厳しくなっていますが、今のデジタル技術をもってすれば、まだまだ撮影可能な光量です。御殿場線同様、伊豆箱根鉄道も初めてのシューティングでしたので、心弾ませながらカメラを向けました。さらにお立ち台となる踏切周辺をうろついているうちに、下り列車の接近を告げる警笛が鳴り始めました。遮断機の向こうに伸びる道路の真正面には真っ赤な太陽が見えます。本日最後のショット、少しばかり遊んでみるか。そう思い、太陽に向かってカメラを構えました。列車の窓抜きで太陽を入れようという目論み。しかし現実は、なかなかこちらの思惑どおりに事は運びません。すでに太陽の位置が低くなりすぎており、窓枠の中、どんぴしゃの位置には入ってくれませんでした。しかし、普段こうした天照カットに挑戦する機会は少ないため、それなりに楽しむことができました。次回の成功を胸に秘めながら機材を撤収、今夜の宿へと車を走らせたのでした。撮影地:伊豆箱根鉄道三島二日町~大場今日1月31日は、生命保険の日、愛妻家の日、シューベルト誕生日、そばの日だそうです。