ヤギが来た、空車編成も来た、の大連・塩ナロー
五島エリアでの撮影を終え、金城エリアへ移動しました。終点の塩積み込み場で作業の進捗状況と運行予定時刻の確認をしたあと、昼食をはさみ、塩場からの積車編成を追いかけながら塩の積み下ろし場まで帰ってきました。 積車が走ったのだから、順当な手順だと空車編成が出てくるはず。そう考え、前日、金城エリアへ到着直後に足を運び、強風の中、1時間以上にわたって待機したものの、めざす空車編成が撮影できないままになっていた国鉄線とのクロスポイントで再挑戦することにしました。前日は風に飛ばされそうになりながら午前中にがんばったのですが、地形的なことが頭に入ってくると、むしろ午後から光線状態がよくなることも分かってきたからです。 この国鉄線は敷設されたものの、実際には使用されていないようで、わたくしたちが滞在中、列車が走っているのは一度も見かけませんでした。次第にそうしたことも分かってきたため、安心して線路そばの犬走りを歩いていくと、前方から突然、ヤギの群れが現れました。 10年ほど前の中国では、ロバが牽く荷車なども地方都市では当たり前のように見かけました。住宅街の周辺でヤギが飼われている光景も、そう珍しいものではありませんでした。ただ、大都市・大連の近くなので、そうした光景はまずないだろうと思っていたため、ヤギの群れが正面からやってきたときは驚きました。向こうもびっくりしたようで、先頭のリーダーヤギは一瞬、どうしようか、という感じで歩みを緩めたのですが、わたくしたちが線路の反対側へ移動したため、安心したように再び歩き始めました。 そんなハプニングがあったあと、前日はいくら待ってもやってこなかった空車編成が信号所から動き出し、狙いどおりの順光カーブ見下ろしアングルをゲットできました。ヤギさんカットに、俯瞰カット、両方とも手に入れることができて、うれしかったなあ。 撮影地:中国・大連(金城エリア塩ナロー) 今日10月30日は、香りの記念日、初恋の日、卵かけご飯の日、写真週刊誌元祖「FOCUS」創刊(同スタイルの週刊誌が創刊ラッシュに、1981年)だそうです。