C55 34号機の思い出
昭和45年(1970)8月3日午後の吉松機関区に3輌のC55がいたことはすでに書いてきたとおりですが、残る1輌は34号機でした。 34号機は流線形から改造された機関車です。流線形時代の面影を残すキャブのRのほかに、門鉄デフや砂撒き管3本のサンドドーム、撤去されたキャブドアなど、九州タイプの特徴を至る所で確認できます。そうしたことは今なら少し調べると分かるのですが、ネットもなく、知識も持たない当時の初心者ガキ鉄にとっては、おお、門デフや、で感激すれば十分だったのでありますよ。 34号機の門デフは取り付け位置が低いそうです。僚機の26号機(こちら)と比べると、確かにランボードとデフ下端との間が狭く、低い位置についていることが分かります。 それにしても、昔は客車と貨車の混合編成というのは、ローカル線に行くと結構目にしましたね。34号機が逆推進で牽き出していくワフと茶色い客車の組み合わせは今度、模型のレイアウトで再現して走らせてみようかしらん。 撮影地:肥薩線吉松機関区 今日5月29日は、国産初の電気機関車が走った日(1928年)、京都に地下鉄が開通した日(1981年)、呉服の日、幸福の日、こんにゃくの日(日本こんにゃく協会、1989年)、エベレスト征服記念日、白桜(与謝野晶子)忌、肉の日(毎月)だそうです。 KATO Nゲージ C55 門鉄デフ付 2012 鉄道模型 蒸気機関車