多言語子育て日記

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• Hueiの小baby

  今朝、近所の公園へ遊びに行った。隣の住宅地から赤ちゃんの泣き声が聞こえてきた。「小baby在哭（シャオベィビー　ザイクー：赤ちゃんが泣いてる）」とママが言ってHueiを見ると、Hueiもちょっと心配そうな顔をしている。「どうしたんだろ？小babyは眠いのかな？お腹がすいたかな？」とママが言った。「・・・」Hueiは何にも言わなかった。そして、Hueiは両手を胸の前で合わせて、右手で左手の上で軽くとんとん叩いていた。そう、赤ちゃんをだっこするように。Huei：「Hueiちゃんの小baby。いいこ、いいこしてるの。」ママ：「小baby眠い？　かわいいね。」Huei:「うん、Hueiちゃんの小babyかわいいね。」そして、ママとHueiで子守歌を歌い始めた。「ねんねん、ころりよ」と一緒に歌い始めると、「ママはいいの！」と怒られてしまった。Hueiは赤ちゃんを、自分で寝かしつけたかったようだ。そんなやりとりをしていると、いつの間にか泣き声も止まっていた。小baby寝たかな～。

  2007年02月01日

• Huei生気了

  今日はママが保育園のお迎え当番。ちょっと遅くなって、４時30分の通常保育終了時間ぎりぎりになってしまった。Hueiは一時保育のお部屋で最後の子になってしまった。息を切らして走ってきたママを、いつもと違って無表情で迎えた。先生に謝っていたママに「もう行くよ！」と歩き出したHuei。「怒る」の中国語は「生気」。Hueiの怒りは本当に空気を通って、ママに伝わった。Hueiを抱いて、保育園の玄関へ歩きながら、ママはHueiに「Hueiちゃん在生ママ的気？（ツァイ　シャン　ママ　ダ　チー？：ママのこと怒ってるの？）」と聞いてみた。Hueiは小さい声で「うん」と答えた。「因為Hueiちゃん等ママ、一直等、一直等、ママ都沒有来、対不対？（インウェイ　ダンママ、イッジダン、イッジダン、ママドゥ　メィヨ　ライ、ドゥェブドゥェ？：Hueiはママを待っていて、ず～と待っていて、ママはなかなか来なかったから？）」Hueiの目がちょっとうるうるした感じになって、聞こえないぐらいの小さな声で「うん」と言った。とても切なくなって、Hueiを強く抱いて「ごめんね！ごめんね！」と繰り返した。Hueiもママの首に抱きついてきた。許してくれて、ありがとう。

  2007年01月31日

• Hueiちゃんの！

  ママ友達が子供をつれて遊びに来た。４歳の男の子がとても活発で、早速Hueiのおもちゃに目をつけ、遊び始める。Hueiはそれを見つけると、すかさず「Hueiちゃんの！」と怒って追いかけた。「貸して！」と言われても、自分の物をしっかり守りたいHuei。「一緒に遊んでもいいじゃない？ちょっと貸してあげてよ！小哥哥是客人、Huei讓小哥哥玩玩具、好不好？（シャオガガ　シ　クレン、リャンシャオガガ　ウァンウァンジュ、ハォブハォ・お兄ちゃんはお客さんですから、おもちゃを貸してあげてもいい？）」日本語で言っても、中国語で言ってもなかなか納得できないHueiは大声で泣き始めてしまった。お兄ちゃんは仕方なく、おもちゃを返してくれた。Hueiはまだまだ「自分の物」という課題をクリアできていないようです。ママにとって次の課題は「自分の物を他人とシェアすること」だなぁ。友達が帰った後Hueiは疲れて寝てしまった。一時間くらいすると、布団の中から「ふぇーん」と泣き声が聞こえる。様子を見に行くと「Hueiちゃんの！」と寝言を言っている。Hueiはどうやら夢の中でも必死に自分のおもちゃを守っているようだ。

  2007年01月29日

• Hueiちゃんすごいよ

  二歳になったHuei、ある日突然ママの箸を使って味噌汁の中の野菜を食べた。「エっ？お箸が使えるの？」とびっくりママ。「すご～い！」と褒めてあげた。すぐ、Huei専用のお箸を買って、毎日食事の時にスプーンと一緒に出した。最初、口まで運べない方が多かったが、段々上手になってきた。ターゲットを挟む、持ち上げる、口まで運ぶ、一つ一つクリアしないと食べることができない。あきらめない、何度も挑戦するHueiの姿を見ると胸が熱くなる。上手に食べられたら、いつも思わず「すご～い！」と叫んだ。今夜、ママと二人で晩ご飯を食べるとき、ママはお肉を小さく切る事に集中していると、Hueiは「Hueiちゃんすごいよ」と言った。「ん？」とママの目はお肉から離れた。Hueiはお箸を手に握って、にこにこしていた。あ、もしかして、「Hueiちゃんお箸でお肉を食べたの？」と聞いてみた。「うん！」Hueiはうれしそうな顔をしていた。「すご～い！」と褒めてあげた。すると、Hueiは笑いながらまたもう一度お箸を握ってお肉を刺し始めた。うまくお箸を使ってお肉を食べられたことをママに知ってほしかったのね。

  2007年01月27日

• よかったね

  パパは物をなくしたり忘れたりがけっこうはげしい。昨日から携帯が見あたらず、ちょっとイライラしながら探していたが、なかなか見つからない。ママに「どこかなぁ。見なかった？」と聞いてもやっぱりわからない。しかし、しばらく探していると、ジャケットのポケットの中に入っているのを見つけた。「あった！」と思わず大きな声をだすと、「よかったね」とHuei。「ありがとう！」とわたし。でも「よかったね」なんて言ったの初めてだなぁ。なくしものを探していたっていうこと、見つかってうれしい、っていう状況を理解したのかな？どうせ子供にはわからないだろう、って考えはもう通用しないようだ。わかる、わからないは別として、いろんなことをちゃんと説明していかないと。

  2007年01月18日

• おすもう

  パパが保育園のお迎え。スポーツファンのパパとしては、相撲が気になる時間帯。カーステのラジオで相撲中継を聞きながら帰る。いつものように「保育園、楽しかった？」「何して遊んだの？」「何、食べたの？」と質問攻め。数ヶ月前は私の方で勝手に「おせんべい食べた？」「お昼寝した？」と、YESかNOかで答えられる質問をしていたが、最近はWhat?とかHow?といった質問にもだいぶ答えられるようになってきた。家について部屋に入ったところで、「ちょっとテレビつけるね。パパ、お相撲見たいんだ」と言うと、「車の中でお相撲やってた」とHuei。「えーっ、なんでお相撲ってわかったの！？」とパパはびっくり。今度、また一緒にスポーツ観戦に行こう。

  2007年01月15日

• パパ食べる

  夕食後、みんなでリンゴを食べる。「Hueiちゃんリンゴ食べる？」とたずねると、「パパ食べる」と答える。「パパに食べてほしい」という意味かなとは思ったが、わざとママが「Hueiちゃん吃パパ？（Hueiちゃんがパパを食べるの？）」と聞いてみる。するとHueiは「あーん！」といってパパを食べるまね。「Baba　好不好吃？（パパおいしい？）」ときくと、にこにこしながら「ぺっ！」と吐き出すまねをする。うーん、いじわるなHuei・・・

  2007年01月13日

• だれもいない

  ３部屋しかないわが家に比べ、おじいちゃんおばあちゃんの家は広くて部屋がいっぱいある。おじいちゃん、おばあちゃんの姿が見えないとき、「おじいちゃんは？」とか言いながら、他の部屋へ行こうとする。部屋の数が多いので、そちらに人がいない場合も多く、そんなときはよく「そっち行っても、だれもいないよ」と言われていた。感心したのは、こちらに戻ってからのこと。夜に窓の明かりついていない家を見て、「誰もいない」と言った。実際に部屋をのぞいて人がいないときに「誰もいない」というのは簡単だ。でも、明かりがついていない部屋には人がいない、というのは、かなり想像力が必要だ。その日の夜、翌日の紙のリサイクルの準備をしていたときのことだ。空き箱をリサイクルするためにこわそうとしているのを横で見ているHuei。ふたを開けたところを横からのぞき込み、何も入っていないのを見て「だれもいない」。さらに、次の日のこと。年賀状シーズンもそろそろ終わりだが、何も書いていない年賀状が少し残ってしまった。なにも書いていない年賀状を手にとって裏表をみて一言、「誰もいない」。まだまだ完全に「だれもいない」の意味がわかったわけではないようだ。

  2007年01月10日

• あした天気がいい

  連休は、今年初めての大雪だった。窓を開けて「今天下雪（チン　ティエン　シャア　シュエ：今日は雪だよ）」とママが言うと、「下雨？（シャア　ユゥ？：雨降ったの？）」とHueiが答える。「不是、下雪、白白的（ブシィ　シャア　シュエ、バイバイダ：違うよ、雪だよ、白いのよ）」と教えてあげると、「snow?」となぜか英語で答える。「対対（ドゥエ　ドゥエ：そうそう）、snow」と答える。寒いので窓しめていると、Hueiが「明日、天気がいい」と言う。「明天、下雪（ミンティエン　シャア　シュエ：明日も雪よ）」と答えると、「明日、天気がいい」「明日、天気がいい」とにこにこしながら繰り返す。ん？　明日の天気がわかるの？と不思議に思ったママだったが、その場はそれで終わってしまった。しかし、その日は何度かそのセリフを繰り返した。しばらく遊んでは「明日、天気がいい」、夕食の時も「明日、天気でいい」と言う。おかしいなと思っていると、「おじいちゃん、おばあちゃん、ケーキあるよ」と言って食べるまねをする。さらに「プリンもある」と続ける。「そうだねー、おじいちゃんおばあちゃんの家でケーキ食べたねー。おいしかったねー」と返してあげると、「明日、ケーキでいい」と答える。そうか、Hueiはずーっとケーキのことを言ってたんだ。どうやら天気の話をしている中で出てきたので、ママは「ケーキ」を「天気」と聞き間違えたようだ。それにしても、一日に何度も、文脈もないところで「ケーキがいい」と繰り返していたとは。よっぽど、おじいちゃんおばあちゃんの家で食べたケーキがおいしかったのだろう。こんど近所のおいしいケーキ屋さんに連れて行くかな。

  2007年01月09日

• 口袋・ポケット

  Hueiがポケットに手をつっこみ、ママに向かって「みてて、おてては口袋裏面（コダイ　リメン：ポケットの中）」。「ああ、手放在　口袋裏面?（ショ　ファン　ザイ　コダイ　リメンア：お手々、ポケットに入れたねー）」と返事をすると、今度はパパの方を見て「見てて、ポッケットの中だよ」と言った。今までは、中国語でよく聞く言葉は、相手にかかわらず中国語、日本語でよく聞く言葉は日本語、という感じで話していたが、だんだん、ママは中国語、パパは日本語と区別できるようになってきたようだ。

  2007年01月07日

• ねんねしないよ

  年末年始を大好きなおじいちゃんおばあちゃんと過ごし、とっても楽しい時間を過ごしたHuei。しかし、大人のペースに合わせているうちに、夜更かしに拍車がかかってしまった。外で夕食を食べて家に向かう車の中、私が「おうちに帰ったらねんねするか」と言うと、すかさず「ねんねしないよ」と返事する。むむむ、確信犯か？と思った私は「ねんねしないの？」と聞いてみる。すると「眠くないから、ねんねしない。」と返ってきた。これはけっこう高度な表現だなと思った。自分の行動に理由づけができるというのは、ただ何かを描写するのとは違う。少しずつ「原因・結果」みたいな論理が育ってきているのかな。おじいちゃん、おばあちゃんの日本語シャワーで、また一段階、言葉がステップアップした感じ。でも、夜更かしの習慣は、なんとか戻していかないといけないな。

  2007年01月06日

• 里帰り

  年末年始は、おじいちゃん、おばあちゃんと６日間いっしょに過ごした。遊んでくれる人がたくさんいて、Hueiもごきげん。夏に会ったときは「おばあちゃん」が言えなかったが、今回は何度も「おばあちゃん」と呼んでいた。　現在のHueiのことばは日本語の文法をベースにしながらも、特定の単語は中国語になったり、決まった短いフレーズはそのまま中国語で言ったりする。しかし、当然ながらおじいちゃん、おばあちゃんには通じない。ママは日本語を教えてあげることになる。　ママから見ていて、この６日間でかなり出てくる中国語の数が減っていったようだ。やはり言葉が定着するかどうかに、環境の影響は大きい。毎日保育園に行き始めたら、どんなにママが話しかけても、あっという間に中国語が消えてしまうかもしれない。　それでも、帰りの車の中で、Hueiがママに日本語で話しかけたとき、たまたまママが別のことを考えていて、答えない場面があった。驚いたのはママの反応がないのを見て、すかさず中国語で言い直していたことだ。言葉によっては、中国語と日本語がちゃんと対応していて、相手に応じて切り替えるということができるらしい。もっと、中国語を使える場面がたくさんあれば、ほんとのバイリンガルに育っていくんだろうけど、今の状況では難しいなぁ。

  2007年01月05日

• アカマシイ！

  Hueiは、もう文章で話しているんだけど、長い単語はまだまだ完璧に言えない。たとえ、グズッタイ＝くすぐったい、ハマキ＝はみがき、シャモ＝しまじろう、アカリマシタ＝わかりました。最近、よく言うのは「あかましい」。お箸でうまくご飯を運べないとき、絵本のページをうまくめぐれないとき、小さいなごみをゴミ箱に入れられないとき、「これはアカマシイねー」と言う。最初はなんにを言いたいのはわからなかった。あるときに、突然わかった。「アカマシイ」は「むずかしい」だ。しかも、「むずかしいね」と言い直しても、「うん、アカマシイね」と返ってくる。「むずかしい」って「アカマシイ」に聞こえるのかな？Hueiにとって、「むずかしい」はちょっとアカマシイかな！

  2006年12月29日

• 気をつけて！

  Hueiはよく「ふり遊び」をする。空想の食べ物を食べさせてくれることも多い。今日は何か熱い物を食べさせてくれた。そのとき、「あちちから、きを・・ね」「気をつけてね」と言いたいということはよく伝わってくる。でも、うまく言えないので、ママの方を「教えてよ」という眼でじっと見る。ママはすかさず「タンタン的（熱いよ）、要小心（ヤオ　シャオシン：気をつけて）」と中国語で教えてあげる。すると、「それはわかるんだけどー、でも違うの」という感じでママを見る。そして再びママに「熱い食べ物」を差し出して、「あちちから、きを・・ね」を繰り返す。日本語で言ってほしいんだなー、とわかっていながら「タンタン的、要小心」を繰り返す。そんなことを３、４回繰り返したが、なんだか本当に「ちゃんと言えるようになりたいの」と訴えているような気がして、かわいそうになり、「熱いから、気をつけて」と日本語で言ってあげる。すると、うれしそうににっこり微笑んで、「気をつけてね。」と繰り返す。どうにも意図的に中国語を避けているようだ。「ママの中国語はわかるけど、私が話せるようになりたいのは日本語なの」と言われているような気がした。ママはちょっと複雑な気持ち・・・

  2006年12月23日

• パパ　ビール

  今日、ママが保育園にお迎えに行くと、担当の先生から「今日、Hueiちゃんおもしろいこと言ってたよ」と言われた。どんな状況だったのかわからないが、Hueiが「パパ　ビール」と言ったらしい。お酒はきらいではないが、そんなにいつも飲むわけでもない。週に２、３日ビールかワインを飲む程度。ビールを飲むとき、Hueiはいつも「これなぁに？」ときいてくる。「パパのビールだよ」と答えると、不思議と納得してくれる。２歳児としては当然だが、ほしいものが手に入らないときには「ぎゃー」となってしまうこともある。ビールやワインについては、そうならないのは、「パパの」と毎回はっきり言うからだろうか。突然の「パパ　ビール」がおもしろかったらしく、先生は「ママは？」と聞き返す。「ママは　ない」と答える。たしかにママはお酒をまったく飲まない。さらに「Hueiちゃんは？」とたずねられ、「Hueiちゃんはビールない」と答えたらしい。いろいろ話せるようになってくると、大人には恥ずかしいことでも子供は外でしゃべってしまう。家の中でも行動には気をつけないと。ビールを飲むことは、別に恥ずかしいことではないけど。

  2006年12月15日

• おなじ、ちがう

  友達とHueiと一緒にクリスマス・ツリーを見に行った。その友達は発達心理学者だ。大きなツリーにいろんな物が飾ってある。Hueiは「これはなに？」を連発。「これはサンタさん・・・これは天使・・・これは熊ちゃん・・・これはスノーマンよ」指さしながら、教えていた。「あっ、ボールもある」と金色のボールを指さすHuei。すると、友達が金色のボールをさして、「ねー、Hueiちゃん、このボールとこのボールは同じ？違う？」と聞いた。Hueiは「おんなじ」と迷わずに答えた。「じゃ、これとこれは？同じ？違う？」と、その金色ボールと隣にある白いボールを指した。ちょっと考えてから、「ちがう」と答えたHuei。友達は今度は二つの赤いボールを指さして、「じゃ、このボールとこのボールは？同じ？違う？」ともう一度聞いてみた。Hueiは「おんなじ」と答えた。「これとこれは？同じ？違う？」とこんどは赤いボールと赤い花が書いてあるボールを指した。今回はHueiは赤い花を書いてあるボールを指さして、「これは、ちがう」と答えた。すごい！「同じ・違う」と言う概念がちゃんとできているんだ。「かしこいね！」と友達が褒めてくれた。今日のママは（ちょっとだけ）鼻が高かった。・・・ｂｙママ

  2006年12月14日

• パパのごま和え

  Hueiはなかなかご飯を食べてくれなくて、困ることも多いのだが、好きなものがあるとそれだけを食べ続けようとする。だいたい、味が濃いものを食べたがるので、ご飯と一緒に食べさせようとしたり、ほどほどでやめさせたりするのが一苦労だ。今日の夕食にほうれん草のごま和えを作った。ごま和えをひたすら食べ続けようとするので、「パパ的（後はパパのだよ）」と言ってやめさせる。それでも、気持ちはごま和えから離れない。じーっとごま和えの小鉢を見つめていたかと思うと、小鉢を自分の方へ引き寄せる。ママの方を見て「いい？」と聞いてくる。「給パパ吃的（ゲイ　パパ　チーダ：パパに食べてもらうんだよ）」と言うと、ちょっとがっかりした表情を見せたが、食べようとはしなかった。「ごちそうさま」をして、いすから降りて遊び始めるが、時々思い出したようにテーブルの所にやってきては、ごま和えの小鉢を指さして「Hueiちゃん食べる」と言う。再び、「パパ的」と言うと、あきらめる。こんなことを３回繰り返していると、パパが帰ってきて夕食を食べ始めた。Hueiも食卓につきたいと言うので、いすに座らせてあげる。するとママがご飯を準備するよりも先に、食卓に置いてあったごま和えをパパに「どうぞ」と差し出す。ママがパパのご飯をもってくると、スプーンで少しずつすくっては、ご飯の上にのせてくれる。パパは状況がわからなかったが、ママにHueiがずっとがまんして、パパを待っていたんだということを聞いて感心する。「いやぁ、よくがまんできたね」とほめてあげる。まだまだ２歳じゃ、我慢して待つための脳の前頭前野も十分発達していないはずなのに、たいしたもんだ。そんなことをパパが言っていると、Hueiは小鉢に残っていたごま和えを８割方パパのご飯の上に載せた。すると、スプーンについたごま和えのごまを差し出し、「いい？」ときいてくる。さすがにこれをダメとは言えない。大好きなごま和えをずーっとがまんしてたんだから、最後くらいは食べてもいいよ。

  2006年12月13日

• くまさん　おっぱい

  Hueiに新しいお友達ができた。青いセーターを着た、白いテディベアだ。２歳を前に卒乳させることにしたが、それにあわせて、この「熊さん」がかけがえのないお友達になった。卒乳すると（親が）決めたばかりのころは、もちろんHueiはおっぱいをほしがった。でも、もうもらえないとわかった頃から、「くまさん、おっぱい　たい」と言うようになった。もちろん、くまさんもママのおっぱいはもらえない。すると、くまさんに「おっぱいないよ！」と言うようになった。Hueiはおっぱいばかりでなく、他の欲求もくまさんを通して話すようになった。たとえば、「くまさんおしっこでたよ」「くまさん（うんち）でたよ」といった具合に。実際、こう言った時にはHueiのおむつをかえることになる。「くまさんおしっこでたよ」の後、くまさんのおむつを一緒にかえてあげると、Hueiもおむつを替えてもらっている間、いつもよりおとなしくしていることができる。また、だいきらいな歯みがきも、くまさんが磨いてもらった後だと、少しおとなしくしていることができる。最近、どこか痛かったり、ねむくてぐずり始めたりしたとき、くまさんを探す。くまさんをみつけると、ぎゅっと抱きしめて、少し落ち着いた表情をみせる。くまさんは完全におっぱいの代わりになったようだ。そう、卒乳前の数ヶ月は、栄養のために飲むというよりは、気持ちを落ち着ける薬、という感じだった。おっぱいがなくても安心できる方法を見つけてくれてよかったと思う。でも、心のどこかに、ちょっと寂しい気持ちもある。わたしの小さな赤ちゃんは、確実に成長しながら、人生の次のステージへと進んでいるようだ。（ママが英語で執筆、パパが翻訳）

  2006年12月10日

• あかない！

  　このブログでは、「今日はこんなことが言えるようになった！」と、いうような話をずっと書いてきている。この１、２ヶ月、すごい勢いでお話しできるようになり、まったく書き込みが追いつかなかった。しかし、もちろん言えないことはたくさんある。　否定形の「ない」をちゃんとした活用で使うことはできない。形容詞はだいたい原形に「ない」をつける。「こわいない」とか「かわいいない」とか。動詞でも「食べたい？」とたずねると、「食べたいない」と答える。それに「食べたくないの？」と正しい活用で返してあげても、「食べたいない。」と返してくる。一方、正しい表現で言えるときもある。「あかない」と言う表現がその例だ。Hueiにとって「あかない」は、入れ物のふたが開かないときに使い始めたが、意味がだんだん広がって、ものが自分の思い通りにならないときは、いつも「あかない！」だ。スプーンでうまく食べ物をすくえないとき、靴がうまくぬげないとき「あかない！」と言って泣きそうになる。この表現は、「あく」＋「ない」ではなく、「あかない」という一つの単語なのだろう。ものごとが思い通りにいかいないとき、すぐにかんしゃくを起こすのは、私に似たのかな。最近、私も仕事がうまく進まないとき、思わず「あかない！」と叫びたくなってしまう。（パパ）

  2006年12月08日

• みゃお　みゃお

  食事の時、Hueiはなかなか自分で食べようとしない。「自分で食べなさい」と言うとかえって意地になるときもある。今日も、「自分で食べようよ」と言うと、両手をテーブルの下に隠して、食べさせてもらおうと待っている。パパが、「もう、わんちゃんじゃないんだから」と言うとHueiは手を挙げてにっこり笑い「みゃお、みゃお、みゃお」と言った。１歳にして、わんちゃんじゃないよ、猫ちゃんだよと返してくるとは・・・なかなか手強いぞ。（パパ）

  2006年12月06日

• ママで！

  Hueiは食べるのが好きですが、自分で食べるのはあまり積極的ではない。食べ物とスプーンを目の前にあっても、食べさせるまで待つのが普通である。時々スプーンをママに渡して、「早く食べさせてちょうだいよ！」の感じで口を開けて待つ。それを見るとパパが、「自分で食べなさい！」と一言。いわれたHueiは自分で食べ始めるときもあるが、泣くか、また怒ってスプーンを投げる反応が多い。結局ママが食べさせる。今日も遊びながら食べさせるのを待つHueiを見たパパが「自分で食べなさい！」と言った。それにHueiは「ママで！」と言い返した。「そうか、『自分で』ではなく、ママを使って食べるので、『ママで』。でも、『お箸で食べる』を言うけど、『だれかで』とは言わないなぁ。じゃ、『自分で』の『で』はどういうこと？『わたしで』も言わないなぁ。・・・」といろいろ考え始めたパパ。その間に、ママが食べさせ終わって、「ごちそうさまでした！」とHuei.辞書を引くと、「で」はいろんな意味を持っている。その中で(1)手段・方法・道具・材料を示す、(2)事を起こした所を示す、がある。「お箸で食べる」の「で」は、(1)；「自分で食べる」の「で」は、(2)。「ママで食べる」の「で」は、(1)。大人はこういう使い方をしないけれど、Hueiも間違っていないと思う。（ママ）

  2006年12月05日

• ひこうきのうた

  夕方お散歩していたとき、Hueiが突然足を止め、空を見上げた。ちょっとしたら、「ひこうきのうただよ」と言った。耳を澄ましてみると、たしかに遠くの雲の上に雷みたい「轟轟（ホンロンロン・ホンロンホロン：中国語で雷がゴロゴロ鳴る音の表現）」飛行機が飛んでいる音がしていた。ほんの数秒間だったけど、娘と一緒に「ひこうきさん」の獨唱会を楽しんだ。ひこうきのエンジンの音はとても美しくて、一日の疲れが癒された。私本当に幸せだ。（ママ）

  2006年12月03日

• おかえり！

  Hueiは段々挨拶の言葉ができるようになった。パパは朝着替えし始めると「ババ・バイバイ」と言う。英語のbye-byeとgood-byeが言える。パパが夕方帰って来ると、玄関まで走って、「パパおかえり！」とパパの胸に飛び込む。パパもうれしそうに「ただいま」とHueiを抱きしめる。昼間ママと一緒にお出かけした後、家へ帰るときも「おかえり！」と言う。家に帰ったら「おかえり」と言うのがわかったみたい。「ただいま（アタマーっと言っているけど）」を言えないわけではない。でも、「ただいま＋おかえり」という言葉のセット（帰る人：「ただいま」＋待っている人：「おかえり」）はまだまだわかっていないみたい。ちなみに、「いってきまーす」と「いってくるね」と「いきます」が言えます。「いってらしゃい」はまだ言えない。これから、「おはよう」が言えるようになったらいいね。（英語で”good morning”が言えるけど。）

  2006年12月01日

• ママ、どうしたの？

  短気なママ、すぐイライラになってしまう。この週末も、何にもないなのに、イライラしていた。Hueiに当たるつもりはないけれど、なぜか、Hueiは「ママ？どうしたの？」と言った。心配そうな顔で、隣に来て、ママの手を取った。「あ、没事、謝謝（ア、メイシ、シェシェ・大丈夫、ありがとうね）」と答えた。Hueiは本当に敏感だ。どうやってママの気持ちを分かったのか？ママはもっと上手に感情コントロールしなくっちゃと反省。

  2006年11月30日

• パパ、おしっこ・と

  先週金曜日保育園から帰り途中、Hueiは「今日、ババおしっこと」と言った。あ、そういえば、今朝パパはトイレにいたときにHueiもおまるに座った。ババと一緒にトイレへ行ったことを言っているかなと思って、「跟ババ一起尿尿（ゲン　ババ　イッチ　ニョウニョウ・パパと一緒におしっこしたのね）」と言い返えた。「ちがう」とHueiが言った。「ババ尿尿？」のことではないの？と聞いてみた。また「ちがう」と言った。Hueiはもう一度「ババおしこと」と言った。分かった！「ババお仕事」と言っているんだ。「ババ今天教書？（ババ　ジンテン　ジャオシュ・ババ今日先生をやった？）」と聞いた。「うん」とHuei。Hueiはもう一つ中国語の単語が日本語に変わっていた。パパは夜帰ってきて、「おしっこと」のことを話したときに、「『パパお仕事』じゃない？」とすぐ分かった。さすが頭がいいパパですね。

  2006年11月29日

• パパは？

  ママとHueiと大熊熊が手をつないで散歩をしているとき、Hueiは大熊熊と話し始めました。「パパはね、今日は、教書（ジャォシュ・先生をやっている）よ！パパは先生○△＃だって、ね！」にこにこして、本当に会話しているような仕草で「パパ好き？」「うん、パパ好きね！」と自問自答。こういう場面をパパに見せたかった！最近パパはとても忙しい、一緒にいる時間があまりない。Hueiは寂しいかな？本当はパパと一緒に遊びたいね。パパもHueiと一緒にいたいよ。今日パパはがんばって７時半に帰ってきた。ところが、昼寝をしなかったHueiは、もう寝てしまった後。残念そうなパパ。すると、寝室の方からHueiの声が聞こえてきた。「パパは？」急いでHueiを見に行くパパ。でも、Hueiは寝ていました。寝言でした。夢の中でもパパを探していたのかな？

  2006年11月22日

• 大熊熊　どうぞ！

  最近、Hueiは「自分の物」をとても意識しています。ぬいぐるみ、ママ、ママのカバンなど、他人が触ったら絶対許せません。いつも一緒に遊んでいる隣の友達が大好きなくまさん（別名：大熊熊・ダションション）をちょっと見るだけでも「だめ！Hueiちゃんの！」と言います。パパがママのカバンを持ってあげようとしても「ママの包包（バウバウ・カバン）」と大泣きになります。ママが他の子供と遊んだら「だめ、Hueiのママ」と怒ります。こんなHueiは昨日、信じられない行動をしました。多言語の活動の後、子供達は遊んでいて、一人の男の子は転んで泣き出しました。周りに大人はあまりいなかったので、ママはその子のところへ飛んでいきました。けがをしたかどうかをチェックし、抱いてあやしてあげました。普段なら「Hueiのママ」と怒るはずのHuei。でも、Hueiは静かにそばまで来て、大好きな大熊熊を「どうぞ」と言って差しだしました。Hueiは心配そうな顔をしていました。初めて、困っている人に何かをしてあげようとしました。自分に安心をくれる大切な物、大熊熊をあげれば、男の子の助けになると思ったのでしょう。「わがまま」ざかりのHueiの優しさに、ママも涙が出そうになりました。I am so proud of you, Huei!

  2006年11月18日

• パパはどこ？

  　朝早くから仕事に出て行ったパパ。Hueiが起きたときにはもういない。　そんな日は、一日に何度か「パパは？」ときいてくる。　「baba ne?（パパはここかなー）」と言いながら寝室のふすまをあけてみる。　「不在（ブザイ・いないねー）」　「ウン、那在na裏ne?（ナザイナリ・じゃぁ、ここかなー？）」と言って、座椅子の上に乗っていたクッションの下をのぞくふり。　一瞬、きょとんとしたHuei。でも、すぐに「ははははは」と笑い始める。　どうやら、「冗談」がわかるようになってきたらしい。

  2006年11月13日

• お父しゃん

  　先日、Hueiが「お父しゃん」と言ったのでびっくりした。私のことを呼んでいるのかどうかはっきりしないが、ママによると、何度か言ったことがあるらしい。私は、もう少し大きくなったら「お父さん」と呼ばせようと思っていたので、よいチャンス、とばかりに「パパはお父さんだよ。お父さん。お父さん。」と言ってみるが、Hueiはきょとんとした感じで、私のことを見ている。すぐに「お父さん」に切り替わるはずもない。　どこで、覚えたのかな？保育園だろうか。そういえば、家にある絵本には「パパ」よりも「お父さん」の方が多い気がする。　その後も、時々「おとうしゃん」と言うので、そのときはおおげさに「お父さんだよー！」と反応するようにしている。　ちなみに、Hueiは「お母さん」と口にすることもある。しかし、ママは「お母さん」という呼びかけは一切「無視」。ママはずっと「mama」で通すつもりらしい。

  2006年11月12日

• ピカピカ

  　友達と一緒に晩ご飯を食べに行きました。夜6時の道を歩いたら、いろんな光が見えました。月と星、街灯、車のヘッドライト、信号・・・　光ってる物はいつも「亮亮的（リャンリャンダ・ぴかぴかしてる）」と言います。　今日はバス停に止まっていたバスの方向指示器が点滅しているのを見て、「ピカピカ」といいました。　「ぴかぴか」も言えるんだー、と思っていると、今度は工事現場で点滅している赤い光を見つけました。すると、今度は「ピポピポ」と言いました。　パトカーのサイレンを「ピポピポ」って教えたことあったかな？　だんだん、擬態語の表現も増えてきました。

  2006年11月11日

• かぶっ！

  　Hueiが料理に興味を示し始めたので、お料理セットを買ってあげた。木でできた野菜を木の包丁で切ることができる。パーツが面ファスナー（マジックテープ）でくっついているのだが、さくっと切れる感じがけっこうリアルだ。　野菜を指さして、「これはなぁに？」と聞いてくる。「『かぶ』だよ。かぁ・ぶっ。」と教えてあげると、めいっぱい大きな口を開けてかぶを食べるまねをする。　どうやら私が「がぶっ！」と言ったと思ったらしい。

  2006年11月06日

• ごめんね

  　Hueiは最近「ごめんね」をよく言います。Mamaのうしろに通るとき、ぬいぐるみの熊さんを踏むときに使っています。時々、おむつを替えるときに、「ごめんね、mama手氷氷的（ショ・ビン・ビン・ダ：ママの手が冷たくてごめんね！）」とママのまねをします。ママがよく「ごめんね！ごめんね！」と言うせいかもしれません。Hueiも「ごめんね！ごめんね！」をたくさん言うことになってしまいました。　昨日、公園へ行って、帰りにお店も行きました。Hueiは、初めて知らない人に話しかけました。公園のスポーツセンターの入り口で、自分の靴を取りに行ったとき、「ごめんね」と靴箱の前に立っていた他のお客さんに（普通に）言いました。その後、お店にお買い物をしに行きました。買い物かごを運んで、レジへ行く途中、また「ごめんね」と他のお客さんに言いながら買い物かごを自分の方に寄せ、狭いところを通りました。すごい！

  2006年11月02日

• げんこつやまのたぬきさんの新版

  「げんこつやまのたぬきさん　おっぱいのんで、ねんねして、　だっこして、おんぶして、　またあした」Hueiは最近、この歌を長くしている。おっぱいのんで　と　ねんねして　のあいだに「がしゃがしゃして、ぺっして、洗澡（シザゥ：お風呂に入る）して」（はみがきをして、うがいをして、お風呂に入って）を増やしている。うん、洗脳成功？最近、逃げても泣いても、お風呂の前にはしっかり歯みがきさせてるから。

  2006年10月25日

• Hueiちゃん　たい

  Hueiは自分が何かしたいこと、もしくはしてほしいことがある時、「Hueiちゃん　たい！」と言う。ほしいものがはっきりしているときは、まずその名前を言う。たとえば「ケーキ！」みたいな感じで。すぐにママの反応がないと「ケーキ　たい！」になる。さらに強く訴えるときは「ケーキ　たいよ！」と「よ」が加わる。まだ、「食べたい」みたいに、動詞といっしょに使われることはない。そういえば、日本語の動詞はほとんど聞いた記憶がない。中国語の「吃（チー：食べる）」などは言うが、「吃　たい」とは言わない。今のところ、「たい」は単独で使われるか、名詞と組み合わさるか、どちらかだ。ちなみに中国語の動詞で言えるのは他に「去（チュー：行く）」「説（ショ：言う）」がある。フレーズとして使われる言葉になると「自己刷（ヅージーシュワ：自分で磨く→歯みがきの文脈のみ）」の「刷」などもある。

  2006年10月18日

• パパ説ねんね

  　日本語とそれ以外の言葉の違いを少し意識し始めたHuei。でも、何語かにこだわらず、よく耳にするフレーズを使うこともある。ただし、文法構造という点で見ると、やっぱり日本語が基本になっている。　そんな中、昨日は中国語の語順で文を言うことができた。　夜になってもなかなか寝ないHueiにパパが「ねんねの時間だよ。ねんね！」と言うと、すでに布団に入って待っているママのところに行って「パパ説（ショ：言う）ねんね（パパが『ねんね』って言ってた）」と言った。　ママとパパは「すごーい」と大喜び。　単語だけ見ると何語かよく分からないけど、語順をみると確かに中国語だ。

  2006年10月13日

• Repeat after me, please

  　なかなか早い時間に寝てくれないHuei。食事の後に、パパがHueiに向かって、「今日、八時にお風呂に入って、九時に寝る。」と呪文を唱えるように言ってみた。　すると、驚いたことに、Hueiはそのフレーズをまねし始めた。　「きょう、はちじに・・はって、くじにねじゅ。」　かなり長い文をまねしている。　続いて、パパはまねしやすいように、間をおきながら言ってみた。パパ：「今日（H: きょう）、八時に（H:はちじに）、お風呂に入って（H:おふろ・・いって）、九時に（H:くじに）、寝る（H:ねじゅ）。」　Hueiはかなり長い文を言えたことで、そしてそれをほめられたことで大喜び。さらに２回ほど、それを繰り返す。　パパが「ママ、Hueiがまねできるように、中国語で言ってみて」と言うので、今度はママがやってみる。「今天（H: ・・・）、8点的時候（H：・・・）」　　ただ、黙っているだけではなく、目をそらしてしまった。まるで、中国語にまったく興味がないかのように。　そこで、今度はパパが英語でやってみた。「Today, at eight, we take a bath」　やっぱり中国語と同じように、しらんふりを決め込む。　再び日本語でやってみた。　「今日、八時に、・・・」　日本語が聞こえてくると、にっこり笑ってまねを始める。　「きょう、はちじに・・・」　そこで今度は文の途中で英語に切り替えてみる。　すると、やっぱり黙り込んでしまう。　今度は日本語と英語と中国語をまぜながら言ってみる。　どうやら日本語の時だけうれしそうにまねをするが、他の言葉ではだめらしい。　今日はHueiが長い文を言えた最初の日となった。自分で言えたわけではないが、意味は分かっていた様子。　そして、今日はHueiが日本語以外のことばを意図的に拒否した最初の日でもあった。Last night after dinner, dad said to Huei, 「今日、八時にお風呂に入って、九時に寝る。」To our surprise, Huei began to imitate his speech with clarity: 「きょう、はちじに・・はって、くじにねじゅ。」Huei was repeating in sentences! Then, dad said the same sentence again, but with pauses inserted for her to repeat. Dad:「今日（H: きょう）、八時に（H:はちじに）、お風呂に入って（H:おふろ・・いって）、九時に（H:くじに）、寝る（H:ねじゅ）。」Huei was very happy that she could say long string of words and that we were praising her for her achievement. We did this twice more. Then, dad said to me: “Mom, say it in Chinese for her to repeat.” So I said: 「今天（H: no reaction）、8点的時候（H: no reaction）」Huei was not only saying no words but she was also turning her eyes away, clearly showing that she has no interests in speaking in Chinese. Then, dad tried in English: “Today, at eight, we take a bath,” but she was showing the same withdrawn posture and repeating nothing back. Dad tried in Japanese again.「今日、八時に、・・・」The moment dad started speaking in Japanese, Huei began to smile and started repeating the words: 「きょう、はちじに・・・」Dad changed to English in mid-sentence, and she reverted back to silence. Dad then tried to speak in Japanese, English and Chinese. Somehow, she would repeat happily as long as the words were in Japanese but not in other languages.Today marked the first time Huei spoke in complete sentences (though she did not construct the sentence by herself, she understood the meaning of the sentences). Today also marked the first time Huei intentionally refused to speak in languages that were not Japanese.

  2006年10月12日

• 小さな通訳者

  　Hueiは最近1週間くらい言葉（表現）の獲得がすごく速いです。よく「ええ？このことも知っているの？」と私はびっくりさせられます。しかも、その中には日本語の方が多いです。そして、元々中国語で知っている単語も日本語に切り替わり始めました。　2ヶ月前に「タンタン」（「熱い」）を「あっちっち」というようになりました。先週からこんな感じで中国語から日本語にかわる言葉がどんどん増えてきました。例えば：魚（イュー）→カサナ（「さかな」を言うつもり）；帽子（マオ・ズ）→ボウシ；靴子（ワー・ズ）→クツジヤ（「くつした」）；雨傘（イュー・サン）→カサ；などなど。私は中国語で言っても、Hueiは日本語で言い返します。同じものを言っているのが分かっているみたいですので、「これはこういう名前で呼ぶでしょ！」と私が言っていることを言い直しているようにも聞こえます。これから、Hueiはいろんなところから日本語をもらい、ますます日本語が上手になるでしょう。日本語が下手なママの小さな通訳者になりそうですね。　でも、一つの願いがあります。「Huei、請不要忘記中文。它是ママ給ni的禮物。希望ni収下。」（どうか中国語を忘れないでください。これはママがHueiにもらってほしいプレゼントですから）

  2006年10月11日

• ケーキ！

  　天気が晴れてきたので、窓を開けてママは部屋の掃除をしている間に、Hueiはベランダで一人遊びしました。しばらくしたら、外からママを呼ぶ声が聞こえてきました。「うん？」見に行ったら、Hueiは自分の靴を植木鉢の受け皿に載せて持ってきました。うれしそうな顔で、「ケーキ！」と言いました。確かに、似ていました。かわいいピンクの靴はイチゴショートケーキみたいです。おいしそうでした。そして、掃除機を置いて、二人で何度もおいしいイチゴケーキをいただきました。もちろん、「いたたきます」→（食べる真似）→「おいしい！」→「ごちそうさまでした」の順番で食べました。　　初めて「あるものを他のものにみたてる」というpretend playができました。

  2006年10月10日

• 大学デビュー

  近くの大学で子育てにテーマした公開講座がありました。講座は2時間でした。託児サービスがありませんが、「グズグズになったら外へ連れて行ってもかまいませんよ」と優しく言ってくれましたので、Hueiを連れて行くことに決意しました。行く前に、「今天、ママ要去大学聴老師講課。老師講課的時候要安静。知道マ？（今日ね、ママは大学へ先生の話を聞きに行くよ。先生が話しするときに静かにするんですよ。いい？）」そして、Hueiは大学先生の授業にデビューしました。13：00最初に、静かに自分のいすに座って、話を聞きました。（13：05）5分後、私に普通の音量で話しかけました。そして、13：15私の膝に座って、もらったプリントに描き始めました。13：30カバンに指さして、「cracker」と小さい声で私に言いました。13：45私はずーとクラッカーを食べていたHueiに「要不要喝茶？（お茶飲む？）」Hueiは：「うん」14：20まで、食べさせたり、飲みさせたり、ティッシュ取ったり、落ちったクラッカーを拾ったり、ハンカチーフで床の掃除をしたり、自分の服で床を拭いたりしました。14：20－14：35の間に、いすを押したり、背中で教室の壁を拭いたり、教室のドアーをあけたり閉めたりしました。14：35－14：40プリントの後ろにママはkittyちゃんとアンパンマンを何度も画きました。14：45どうしても持って行ったお茶ではなくお水を飲みたくて、退室になりました。教室から広い校園へ行ったら、大興奮！きれいにトリミングされた芝草の上に走り回って、大きな声で叫びました。やっと車乗るのは30分くらいかかりました。刺激いっぱいの大学デビューでした。感想1：baby signをやってよかったこと。静かにしなくてはいけないときにサインでコミュニケーションができるのはとても便利でした。Hueiはそんなにサインができないけれど、「たべる」「のむ」「あける」「しめる（おしまい）」「待って」だけで今回の場面で全部使いました。感想2：Hueiに感謝。先生と教室にいた学生さんたち（特に隣に座ったひと）に迷惑をかけたと思います。が、Hueiは本当にがんばって静かにして我慢してくれました。2歳未満の子供に2時間近く好きに声を出せなく、体を自由に動けないことは無理な要求であると思います。でも、全然ぐずらなく、（ある程度の）静かに一人で遊んでくれました。校園で解放されたHueiの様子を見て、何となくHueiに申し訳ないと感謝の気持ちで胸の中にいっぱいなりました。

  2006年10月08日

• ウェイ　ウエイ　ウエイ、ババ

  （今日もママが書きました。）Hueiは電話するのがすきです。最近よくおもちゃの電話やリモコンなどで電話するのまねしています。いつも、指でボタンを押し、口から「ピピピ」っと言いながら電話番号を押します。次は、電話を耳につけ：「ウエイ、ウエイ、ウエイ（中国語のもしもし）…うん…うん…うん…○×△◇□☆…bye-bye」という順番でやっています。なぜか、「うん」は２～３回くらいしないと気が済まないみたいです。こんなに電話をするのが好きですが、実際におじいちゃんとおばあちゃんに電話するときに何にも言えなくままで終ってしまいます。２日前にババひとりで出張に出かけました。空港から電話が来ました：「空港に着いた。飛行機遅れている。今夜遅くなる。」「今晩ご飯食べ終わったところ。これからお風呂だ。Hueiはいい子にしているよ。」など普通のことを話していたところに、Hueiは突然：「ババ？」話始まりました。ババはよろこんで、「ババだよ。今はね…」と答えました。でも、Hueiは静かになりました。「やっぱりまだ話せないかな」と思って、ババとママは大人の会話に戻りました。そしたら、Hueiは急いで声をだして話しました。声だけでは足りなくて、ママから電話の受話器を取りました。本当にババと話したかった。でも、テレホンカードはちょうど終わったところでしたから、ゆっくり話せませんでした。昨日、午前中に近所の公民館へ遊びに行きました。Hueiはまた（空想の）電話をかけ始めました。「ピピピ…ウエイ　ウエイ　ウエイ…　ババ、○×△Hueiちゃん○×△○×△」と言いました。初めて、Hueiは人（ただの真似ではなく、ちゃんといる相手です）に電話をしました。ババに楽しく遊んだことを報告したがったでしょう。ババに電話する前に、Hueiは初めて「もしもし」を言いました。公民館の公衆電話を見たとき、手を耳に（受話器を）「モヂコジ」「モヂコジ」「モヂコジ」「モヂコジ」と言いました。

  2006年10月08日

• color

  (Dad is on a business trip. Mom is writing instead.パパは出張。今日代わりにママが書く)Yesterday morning as I was dressing, Huei pointed at me and asked: 「これなんに？」I answered:「mama的衣服（イーフー）mommy’s clothes.」Huei paused and then shouted out: ”Blue (in English)!” I see. She was referring to the color of my t-shirt. So I corrected her: “Red.” She repeated after me. Huei was wearing red flower pattern shirt yesterday, so I pointed at her shirt and said “red.” She seemed surprised to find that she was also wearing red. I then pointed to her blue jeans and said “blue.” She liked that, too. I brought my blue sweater and dad’s blue-striped shirt next to her blue jeans and said “blue.” She seemed puzzled a bit that all those (different shade of blue) colors go by the same name. She asked me: “yellow?” I pointed at the pillowcase and said “yellow.” We continued the color naming game for a while.昨日の朝着替えしたときに、Hueiは私に指さし「これなんに？」と聞きました。「mama的衣服（イーフー）ママの服」と私は答えました。Hueiはちょっと考えましたら、「blue」と言いました。「そうか、いろのことか」とわかった私は「red」と言い直りました。Hueiは私のまねをして「red」と言いました。ちょうどHueiも赤い服を着いているので、私はHueiの服を指さして「red」と言いました。それにちょっとびっくりしたような顔（「わたしも？」）をしました。次は、Hueiのジーパンを指さし「blue」と言いました。さらに、私の青いセーターとパパの青いシャツを彼女のジーパンの上にのせ「blue」と教えてあげました。それにHueiは「これ全部違う色に見えますが、みんなblueなんの？」と理解できなさそうな顔をしました。今度Hueiは「yellow」と言いました。私は黄色い枕カバーをゆびさし「yellow」と答えました。しばらくいろ遊びをしました。Until now, Huei has not shown much awareness toward colors. So even though we often read the color book together and talk about crossing the street when the traffic light turns green, Huei’s dad and I have never been sure if she has the concept of color. The incidence described above marked the first sign of understanding of color for her. The fact that she initiated the conversation is significant.いままでHueiは色に関して無関心でした。一緒に色絵本を読んでも、「信号が青くなってから道を渡るよ」という話をしても、「いろ」という概念を持っているかどうか確認できませんでした。今回のことでHueiは初めて「いろに注意を向いた」という行動を見せてくれました。しかも自分から「色を教えて！」というのは本当にすごい。感心しました。I am so glad that she just recently got a box of coloring pencils from her grandparents. The timing is perfect! I am sure she would love drawing with colors from now.ちょうど、この間おじいちゃんとおばあちゃんから色鉛筆をいただきました。完璧なタイミングではありませんか？これから色でいっぱい画くことが楽しみですね。

  2006年10月07日

• 免客気（ベンケーキ）

  　私たち家族はヒッポファミリークラブという多言語活動のグループに参加している。全部で19ヵ国語のCDを聞きながら、そのまねをしたり、多言語で自己紹介の練習をしたりする。　今日、台湾語のCDを聞いているとその中で「免客気（ベンケーキ　どういたしまして）」というフレーズが聞こえてきた。　するとHueiはパッとママの方を見て、「ケーキ？ケーキ？」と聞き返していた。何語かわからない言葉の音を聞いていても、自分が知っている言葉に似た音が聞こえると、ちゃんと反応するんだ、と感心。　何度か「ケーキ？」を繰り返していたHuei。どうも、雰囲気としては「ケーキって音が聞こえたよ！」という感じではなく、「ケーキ食べたい！ケーキあるの？」という感じだった。そういえば最近、近所のケーキ屋さんにも行ってないなぁ。　この連休パパは出張だから、帰ってきたらみんなでケーキを食べに行こう。

  2006年10月05日

• からい　しょっぱい

  　電車にのっておでかけ。　お昼は大きい本屋さんの中にある喫茶店でランチ。Hueiのにはシナモントーストを注文し、ママはカレーを食べることに。Hueiはトーストが気に入ったようだが、やっぱりママが食べているものも気になる。食べたそうにしていたので、一口食べさせる。すると「からい、からい」と言うではないか。「辣辣（ラー、ラー　辛い辛い）」と返してあげるが、「ラーラー」とは言わず、やはり「からいからい」と言う。　最近のお風呂での流行はいろんな食べ物の「食べるまね」だ。「いたたた（いただきます）」と言っては何かを食べるまね。「吃shenma（チーシャンマ）?」とたずねると、「鶏蛋（チータン　たまご）」と答える。今日はゆで卵を食べているらしい。「好吃？」と聞くと「鹹鹹（シェンシェン　しょっぱい）」と答える。　Hueiはソースやたれをなめたがる。ゆでたまごを食べるときも、いつもお皿に出した塩をなめたがる。さすがにそれは困るので、いつも「シェンシェンダ」と言ってやめさせようとする。そうは言っても、なかなか言うことは聞いてくれない。ママの目を盗んで塩やソースを指につけてはなめ、親の方を見てにっこりする。少なくとも、しょっぱいということはわかっているようなのだが・・・

  2006年10月04日

• さんま

  　お風呂の中でよくふり遊びをする。　８ヶ月の頃からふり遊びは始まっていた。　なにかをつまんで食べるまねをし、「好吃ma（ハオチーマ　おいしい）？」とたずねると、ベビーサインで「おいしい」を表現していた。　それから１年、お風呂の中での「食べるまね」は、かなりバージョンアップした。　手を出してその上から何かをつまんで食べるまねをし、食べ終わると「ごーちーた」を言う。　それを何度か繰り返す。　最近、少しずつ「いたできます」もできるようになってきたので、その練習もした。最初に、「いたたた」→食べるまね→「好吃！」→「ごーちーた」というパターンができた。　そこで、一つ質問をしてみた。「Hueiちゃん、在吃shenma（ツァイチーシャマ　今何食べてるの）？」。すると「×◎◇△…」何かわからない食べ物の名前が返ってくる。そして「ママは？」と聞き返してくる。　ママは「蘋果（ピングォ　りんご）」と答える。　ここでひとまず「ごーちーた」　また「いたたた」を言って、また何か食べるまね。何を食べているか訪ねると「ぷぱ（Hueiの言葉で“ぶどう”）」と答える。つまんで食べるまねだけでなく、皮を「ぺっ」と出すまねをするではないか。これはなかなかすごい。　「ママは」とたずねられたので、「香蕉（シャンヂャオ　バナナ）」と答える。「好吃ma？」「好吃」で「ごーちーた」。　またまた「いたたた」をやって、今度はママが納豆をまぜるまねをする。糸が引いている箸を器からひきあげるようなまねをすると、ママがたずねる前に「なっとう」と答える。これには驚いた。ジェスチャーゲームができるではないか。「対対対（ドゥエ、ドゥエ、ドゥエ　そうそうそう）」と喜んで答える。　Hueiは何かつまんで食べるまねをするので、「Hueiちゃんは？」とたずねると、「魚（ユウ）」と答える。なにかをはき出すまねをするので、「這是shenma（ジョシシャマ）？」とたずねると「皮（ぴー）」と答える。「魚有皮ma（ユウヨウピーマ）？」とたずねると、「ない」と答える。さらに「△＠◇◎×…パパ※○皮」と続ける。　よくわからなかったが、昨日の夕食でさんまを食べたときのことを思い出したのではないかと思う。食べやすいようにとパパが骨と皮を取ってHueiに食べさせていたのだ。それで、魚には皮があるんだけど、パパがとってくれたから、皮がなくなった、ということを言いたかったのではないだろうか。　まだまだ話せる（こちらが理解できる）言葉は少ないけど、一日前のことでもかなりはっきりとした記憶があって、それをジェスチャーで表し、言葉で説明することもできるようだ。　１歳９ヶ月でも、親が考えているよりずっと多くのことがわかっているような気がしてきた。　さんまを食べ終わって「ごーちーた」を言うと、もう次を食べようとはしなかったので、お風呂から出ることにした。何度も繰り返してかなりたくさん食べたから、おなかがいっぱいになったかな。

  2006年10月02日

• わんわん　こわいよ

  　午前中に買い物に行った先で、駐車場で大きなシェパードをつれたおじさんに会った。重さはHueiの２、３倍はありそうだ。犬がいると「わんわん」と言って指さすHueiだが、ママにくっついてだまって見ていた。　車に戻り、チャイルドシートに座らせると「Hueiちゃん　わんわん　こわいよ」と言った。かなり理解可能な文章になってきたこと、そして、自分の気持ちを伝えようとしたことに感心した。　「そうだねー、大きかったね、こわかったねー。」と返してあげる。そうすると、また「こわいよ」と言っていた。　夕方に別のお店に行ったときにも、犬に出会った。今回はかなりかわいい白い中型犬だったが、やっぱり「わんわん　こわいよ」と言っていた。吠えられたわけではないのに、どうしちゃんたのかな？　散歩に出かけると、いつも「わんわんは？」と言って犬に会いたがるんだけど・・・

  2006年09月30日

• だっこして・たい！

  Hueiの言葉がだんだん複雑になってきている。ママが夕食の準備をし始めると、ママに「だっこ」「だっこ」と要求。無視して準備を続けていると、「だっこして」「だっこして」と連発。さらに、準備を続けると、だんだん大きな声になり、「だっこしてよ！」「だっこして・たい！」「だっこして・たい！」どうやら、「だっこしてちょーだい」と言う意味らしい。手が離せなかったので「等一下（ダンイーシャ、ちょっと待って）」と答えると、「だっこして・たいよ！！」やっと準備が一段落してだっこしてあげるとHueiはにこにこ。だっこ要求の５段活用が、なんともおもしろかった。

  2006年09月27日

• こわいよ

  　Hueiが自分の感情を表現できるようになってきた。　今、言えるのは「こわいよ」だ。　　何の音かわからない音が聞こえたとき、怖がってママの手をぎゅっと握り、ママにぴったりくっつこうとする。私の住んでいる地域では、地区ごとにちょっとしたお祭りをやることが多く、たいていその最後に少しだけ花火が上がる。　大きな花火大会ならいいのだが、そういった小さなお祭りでは、妙に花火と花火の間が開くから困ってしまう。「どーん」と音がして、「なに？」「こわいよ」と言うから「花火だよ」と教えてあげる。きれいなものだとわかれば、怖くないだろうと、外に出て「どこであげてるのかなー」と言いながら少し待ってみる。しかしなかなか次が上がらない。最近は朝晩が少しヒンヤリしているので、風邪をひかないよう、あきらめて家に入ると、またまた「どーん」と音がする。「こわいよ」とHuei。当然、音がしてから外を見ても、何も見えない。花火がどんなものかわかってもらうためには、大きな花火大会に一度連れて行く必要がありそうだ。　さて、もう一つ怖いものがある。車に乗っていて、道が少しアップダウンしているときがある。そんな時のふわっとした感覚、それが怖いらしい。実家から帰る車の中でも、小さな川を渡る橋の前後でちょっとふわっとしたとき、「こわいよ」と一言。　パパはジェットコースターが好きなのだが、ママはまったくダメ。東京ディズニーランドのビッグサンダーマウンテンで涙目になり、カリブの海賊では、わずか数十センチほどの落差がある水路で「だまされた」と怒るほどだ。　パパはひそかにHueiとジェットコースターに乗れるようになる日を楽しみにしていたのだが、こんなわずかな車のアップダウンを怖がるようでは、ジェットコースターは無理かもしれない。

  2006年09月25日

• じいちゃんばあちゃん

  　車をとばして、じいちゃんとばあちゃんに会いに行った。前回じいちゃんとばあちゃんが遊びに来たとき、じいちゃんのことは呼べたが、ばあちゃんを呼ぶことはできなかった。しかし、二人が帰った後に、ばあちゃんと言えていた。今回はばあちゃんと呼ぶことができるだろうか。　じいちゃん、ばあちゃんの家につくと、最初こそちょっと恥ずかしがっていたが、すぐに慣れてにこにこしていた。なかなか、「おばあちゃん」と呼ぶ場面がなかったが、居間からおばあちゃんが台所の方へ行くと、「じいちゃんばあちゃんは？」と一言。　「じいちゃんばあちゃん？じいちゃんは居間にいるんだけど・・・」と思いつつ、「おばあちゃんは台所へ行ったよ」と教えてあげる。　次の日、みんなで撮った写真を見ているとき、いつものように写っている人を指さし、「これは誰？」とたずねていく。　「パパ、ママ、Hueiちゃん、じいちゃんばあちゃん」　「むむむ」と思って、今度はじいちゃんの写っていない写真を見せ、おばあちゃんを指さしながら、「これは？」とたずねると、やはり「じいちゃんばあちゃん」と言う。　そうか、Hueiはおばあちゃんのことを「じいちゃんばあちゃん」だと思いこんでいるんだ。実家に電話するとき、いつもHueiに「じいちゃんばあちゃんに電話するよー」と言っていた。Hueiにとって「じいちゃん」はすでに覚えていたので、「じいちゃんばあちゃん」がいつも「じいちゃん」と一緒にいるもう一人の人のことだと思ったんだ。　その後も滞在中、なんども「じいちゃんばあちゃんは？」と言っていた。そのたびに「おばあちゃんはちょっと外に出かけたよ」「おばあちゃん写ってるねー」とかいってフォローする。しかし、なかなか「おばあちゃん」にはならない。　これから電話をするときには「おばあちゃんだよ」といったり、写真を見せながら「おばあちゃんだねー」とかいったりしなければ。なんとか、次に会うときまでには「おばあちゃん」と言わせたいものだ。

  2006年09月24日

• これここ？

  　Hueiは片付けるのが好きである。　「お片付け」は「歯みがき」「早寝早起き」と並んで、「できるようになってほしい」という親の願いとは裏腹に、なかなか思い通りにやってはくれないことの一つである。　Hueiはまだほとんど言葉もでないころから、物をあるべき場所に持って行くということをやっていた。ゴミをゴミ箱に捨てたり、私が脱ぎ散らかした靴下を洗濯物かごに持って行ったり。これは、どう考えても片付けが苦手な私にはない遺伝子だ。　今日は保育園の日だったのだが、ママが迎えに行くと、それまで遊んでいたおもちゃを先生に見せて、「これここ？」「これここ？」と言いながら、正しい場所に片付けようとしていた。これには先生も感心。ママも鼻高々である。　がんばってしつけているわけでもないのに、できることってあるもんだ。も生まれながら片付けが好きな気質ってあるのかな。

  2006年09月22日

• なにこれ？

  　Hueiは毎日「なにこれ？」を連発している。一日中、会話のあちこちで、「なにこれ？」と聞いてくる。ものには名前があるということを理解するようになり、その名前を知りたいという気持ちが強いのだろう。　この「なにこれ？」に少し変化が出てきた。繰り返し聞くのは前とかわらないのだが、パパとママが両方いる場面では、交互にたずねることが増えてきたのだ。ママはだいたい中国語で答え、パパは日本語、もしくは英語で答える。同じものについてたずねても、パパとママでは違う答えが返ってくるということを楽しんでいるように見える。　パパの言葉、ママの言葉が違うということを理解して、使い分けられるようになると理想的なんだけど、現実にはなかなか難しい。「なにこれ？」とは言うけど、「這是shenma?（これなに）」とは言わないし・・・

  2006年09月21日

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