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札幌から車で約1時間、北海道奈井江町。
そこは今「福祉の街・奈井江」と呼ばれる。 現町長が自らの体験を生かし、近隣自治体との連携を行い、厚労省・地元医師会を含めた官民の知恵を集結し、町立病院と、周辺の民間病院の連携を成功させたと言う。 町立病院のレントゲン・CT等医療機器を解放。 小さな街の開業医では所有・維持が困難なそれら装置を解放することで、お互いに持ちつ持たれつの関係を作り上げた。 (-ω-;)ウーン、やるなぁ。 そして町立病院には、特養ホームが併設・直結されている。 かつての厚労省の基準では、病院直結にできなかったそうだが、厚労省に掛け合い、直結を可能にしたそうだw( ̄o ̄)w オオー! そして、隣の砂川市とも連携を行い、砂川市立病院と医師の派遣や患者の紹介、医療機器の共同利用も実現させ、さらには近年予定される砂川市立病院建て替えを機に、より連携を深めるという。 医師や町職員の反対があった。 プライドや縄張り意識なんだろうと思う。 街の財産(医療機器)を、開業医に使わせるとか、その逆のパターンとか、抵抗があったそうだ。 そりゃそうだろうね。 「僕の車、みんなで共同で使おうよ」なんて人居ないですよね。 そんな感じなんだと思う。 ましてや隣町にまで使わせようってんじゃ、相当反対勢力があったろうね。 でも、その縄張り意識やプライドを取り除けないことで、多くの自治体では医療が破綻しつつあり、或いは既に崩壊している。 夕張では自治体そのものが破綻してしまったこともあり、常勤医が退職、幾つかの診療科目を閉鎖してしまった。 道東の根室~羅臼に掛けての5自治体では、病院の赤字経営が元で、医師や看護師が続々と去り、救急医療ができなくなった。 入院患者の面倒も見れなくなり、他所の地域の病院に転院させた。 しかも、紹介で転院するならまだしも、患者家族が自ら探して(-ω-;)ウーン どこかが勝ち組になって、他所が負け組になってしまうのではないか等の懸念から、綱引きを繰り返して居るみたい・・・その間に又医師が去り、看護士が去って・・・ 上手く役割分担をしつつ、医療制度を確保する方法はないのか。 やっぱ、奈井江町のようにプライドを捨て、地域住民の利益優先にするしかないんじゃないかな? ネタ元= 週間東洋経済2007年11月3日号 特集「全国で相次ぐ閉鎖全科休診!ニッポンの医者・病院・診療所」より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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