「がんばらんば」 ~さだまさし
ああ、例によってまたすっごく久しぶりです(笑)実はきょうは私の誕生日。もう今後は絶対に年齢を数えないぞ!と言いたくなるようなトシになってしまいました。先日さだまさしさんのコンサートに出かけて全然その気分が抜けていないので「やっぱきょうはさださんの Birthdayか Happy Birthdayでいこうか♪」と思っていたら、何と両方ともすでに書いてる(泣)よし。同じさださんでも、ちょっと趣向を変えよう。そんでもって、この曲です。「わい なんばしょっと?」全編長崎弁によるラップというすさまじいことに挑戦したこの曲、4年ほど前にNHKの「みんなのうた」で使われて人気が出たけれど、この曲について最近、新聞にこんなことが書いてありました。昨年の春の甲子園で、さださんの出身地・長崎県代表の清峰高校が県勢初の全国制覇を果たしました。決勝戦の相手は、あの菊池雄星投手を擁する花巻東高。この試合で決勝打を放った選手が打席に立った時、アルプス席からこの「がんばらんば」が流れてきたのだそうです。そして会心のタイムリーヒット。彼は「あの曲がなければ力を発揮できなかった」と試合を振り返ります。そして、この言葉を聞いたさださんは「作り手として最高に嬉しい」と語ったといいます。さださんが良い歌を作ることで、清峰高校の選手たちに勇気や元気が与えられる。逆に、清峰高校の選手たちが甲子園で頑張ることで、さださんも勇気と元気が与えられる。誰かが一方的に与えるのでなく、それぞれの人がそれぞれの「人生の持ち場」で頑張ることで、周りの人たちに思いもかけない良い影響を与えることができる。それが自分の力になる。いい話だなあ、と思いました。個人的なことを言えば「作り手として最高に嬉しい」というさださんの言葉は、かつて彼のような人を目指して曲づくりに励んだ者として素直に共感できました。(同列に並べる気かおい)私が自分の「人生の持ち場」でしっかり生きていけば、誰かに勇気や元気を与えることができるだろうか。そういうふうに生きていきたい。さあ、今年も1年、がんばらんば!