カテゴリ:行政書士試験の話
個数問題は捨てる、ということは試験戦略上よく言われることです。 個数問題はすべての選択肢について正誤判断ができなければ正解できない難問です。 しかも2つの選択肢で正誤判断を間違うと逆に正解できてしまうという奇妙な問題でもあります。 このような問題に無駄な時間をかけないことは、有効な試験戦略ではあります。 ただ、僕はそう考えませんでした。基本的には個数問題も択一問題と同じように捉えていました。 理由は次のとおりです。 1)平成16年は個数問題が減りましたが、予想として個数問題は増えると考えていたので、個数問題をとらないということは合格の確率を相当下げることになると思いました。 法令に限ると個数問題は平成12年以降6問、6問、5問、13問、2問、そして17年は8問となっています。 平成17年の場合、法令択一の目標点を46点(23問)と想定すると、35問中だと66%の正解率が必要なのに対して、個数問題を除くと27問となり85%の正解率が必要ということになります。 2)個数問題だからといって選択肢のひとつひとつが特に難しいわけではないということです。 ここ2、3年の基礎法学や民法で個数問題だと厳しいものもありますが、個数問題だからといって捨てるにはもったいないレベルの問題はわりとあると思います。 3)個数問題を解くことができるレベルを目指せば択一問題も確実に解けるようになります。 個数問題はすべての選択肢について正誤判断ができなければ正解できないので、そのレベルに達していれば当然択一問題も正解できるということになります。 逆に、択一問題であってもひとつひとつの選択肢について正誤判断ができるように勉強していれば、個数問題だからといって避ける必要はないということにもなります。 個数問題に無駄に時間を使うことは避けるべきだというのは確かにその通りですが、もっと積極的に個数問題を取りにいってもいいと思ったのです。 ブログランキングに参加しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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