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ねこにまたたび

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げじねこ

げじねこ

July 21, 2011
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カテゴリ:舞台&役者

『グレンギャリー・グレン・ロス』 
 2011年6月12日(日)13:00~14:50  <石丸FC会員トークショー付き>

銀河劇場 1階H列20番台 (トークショーはF列30番台)

作 :デヴィッド・マメット
翻訳:常田景子
演出:青山真治

出演:リチャード・ローマ・・・・・・石丸幹二
   シェリー・レヴィーン・・・・・坂東三津五郎
   ジョン・ウィリアムソン・・・・今井朋彦
   ジョージ・アーロナウ・・・・・大鷹明良
   デイヴ・モス・・・・・・・・・加藤虎ノ介
   ジェイムズ・リンク・・・・・・テイ龍進
   ベイレン・・・・・・・・・・・坂東八大


(戯曲の背景:チラシより)
 この戯曲はデヴィッド・マメット自身が1969年に不動産会社で働いていた際の経験に基づいて描かれている。
 マメットによれば、その不動産会社は、アリゾナやフロリダに広がる未開発地をシカゴ市民たちに半ば詐欺まがいに売りつけていたようだ。

「風光明媚な住宅用地」を謳ってラジオやテレビで宣伝を流すと、興味を持った視聴者が資料請求してくる。その名前と電話番号を入手して、彼らに電話をかけ、収入とセールスに対する乗りやすさを判定し、会社のセールスマンが会いに行くための予約を取り付けるのがマメットの仕事だったようだ。
マメットいわく、「顧客情報すなわち『客ネタ』の値打ちを判断し、セールスマンたちに割り振るのが私の仕事だった。セールスマンたちは、
割り振られた『客ネタ』を頼りに面会に出かけた。見込み客と実際に会って、じっくり座り込んでセールスをするのだ。」
 これが、この芝居の背景となっている。舞台である不動産会社の事務所ではセールス・コンテストの締切間近。躍起になって契約を取ろうと
している4人のセールスマン。売り上げ成績トップの商品はキャデラック!二番目は、ステーキ・ナイフのセット。残り二人は首になる。厳しいプレッシャーの中、少しでも良い『客ネタ』を手に入れようと男たちは必死だ。


********************

 

えっと、結論からいわせてもらえば後味の悪いお話でした(^^;)。
見応えはものすごくあったけれど、シビアで救いがないからねぇ~好みの話かといわれれば・・・うーーーん。
でもヒトクセもフタクセもある役者たちの、張り詰めた緊張感あるやりとりは面白かったなぁ。
それだけじゃなく、クスリとしちゃう場面もあって適度な息抜きもさせてくれたしね。
あと、最初に貼られた伏線を聴き逃さないようにしていると、終盤のたたみかけるような展開が、そうか!そーくるか!?と。
ここらは見事でした。

ということで台詞劇は、海馬フル回転させねばですけれどそれもまた心地よい疲れですね。
ただ、最初の中華のお店での場面。
ココがずっと特に大きな動きもなく椅子に座って向き合い食事する二人を3組順次登場させるのだけれど。
最初のシーンだから集中できたけれど、もしもコレ中盤でやられたら気がそがれたかも(^^;)。
例えば映像だったりしたらアップになったり回想が入ったりとか、飽きさせないでしょうが、
舞台だと客席は固定されているからずっと同じ目線でしか観られないわけで。
そうするといくら話が面白くても「ほぼ動かない絵」は退屈なのです。
・・・コドモかよ(笑)と言われそうですが、個人的にあそこだけもうひと工夫欲しかったなぁ。

 

実はこの舞台、石丸さんは別格として一番観たかったのが今井さん。
その今井さん演じる「客ネタ」を管理する支社長ジョンが本当に期待を裏切らないイヤなやつで(笑)。
しかもちょいと(かなり?)怪しげな会社を任されるほどだからイイヤツではとても務まらないわけで、
そこらがクールにキマッテよかったです。
三津五郎さんも、元トップのプライドとクビ寸前の現状にジタバタ喘ぐさじ加減が絶妙。
大鷹さんは今回は登場人物の中で唯一癒やしてくれる存在。
加藤さんは朝ドラから注目するようになって舞台では初見でしたが、やっぱりクセモノがよく似合う(笑)。
八大さんは刑事役だったせいかどうか、なぜかつかさんのお芝居での武田さんを思い出させました。
や、あんなに濃くなかったですが(笑)。
テイさんは不思議。ものすごく気弱で影が薄い役なのにものすごく印象に残ってます。

そして石丸さん。
やーーーーホント思いっきり嫌なヤツでしたね(爆)。
とことん嫌なヤツ。ここまで好きになれない役は初めてかも(^^;)。
でもだからこそ面白かった。
そこまでやる!?言うの!?エーーーーーー!!!!???の連続でしたから。
終演後のトークショーでこのローマのような要素は自分にはない!って断言されてましたが、だからこそ今回の役のドMな性格といい、口八丁なところや一転ヤクザな部分とかじっくり堪能しましたよ。

それから後先になりましたが、冒頭石丸さんがサックスを吹きながら客席後方から登場されました。
びっくりでしたが・・・アレ、どう考えてもファンサービスですよね?
だって物語と全く関係なかったですもん(笑)。

 

 

 

*******************************

<石丸さんFC会員限定トークショー>

・最初にマネージャー登場。
 紹介を受けて石丸さん登場。ラフなグレーのジャケット姿。

・舞台セットをお借りできることとなりまして・・・とソファに座る。

・役になって答える時は椅子に踏ん反り返り足を組む(笑)

・久しぶりにまともな男性役というか普通のスーツ姿。前作ではステテコや学生服やヤクザ風でしたからねと。

・初めて台本をよんだときの感想は?
  自分から掛け離れているから動物に例えて考えた。最初はキツネ、でもいざ舞台にたってみたらもっと野獣かなと。
 ライオンとか?とマネージャーがいうと、もっと・・・(と考え込む)
 以前野獣をやったことがあるから(劇団四季「美女と野獣」のビースト役)その時の心情を思い出したらなんとか!?

・映画版の(同役の)アルパチーノは淡々と表情も変えずに台詞をいうけれど、
 僕はタイプがちがうからどんなマーロウにしようかと試行錯誤した結果がこうなった。

・ローマは嫌な奴 、真っ黒なピュア(笑)

・放送禁止用語何回言ったか ?客席に問いかける
 マネージャーがこの日数えた結果、正解は41回15種類。
 石丸さん曰く、アドリブで言うこともあるから今後増えるかも。
 
・ちなみに「バカヤロー!」と叫んでもドアが閉まれば(裏で)ひらあやまり(笑)。

・普段はこーゆうことは全く言わないし思うこともない

・役を中に入れているから上演期間は近寄らない方がいい!?(爆)。

・ローマに成り切り答えて下さい(口調がべらんめぇっぽくなる・笑)
 Q:仲間とは?
 A:潰す相手

 Q:結婚してますか?
 A:NO 失敗した。何度も。妻も潰したから(おい)

 Q:生まれかわるとしたら又不動産屋?
 A:ないね。生ききるから

 Q:キャデラック貰ったらどうしたいんですか
 A:売る!


・サックスの曲はワンダフルワールド
 マチソワでテンポが違うから聞き比べに是非また見に来て。
 マチネはアップテンポな曲を前に付ける。ちなみに今日は即興。
 前に付ける曲は日替わり予定。

・衣装替えは45秒で大変
 閉め忘れつけわすれ上げ忘れしないように(ズボンの前とか・笑)

・先日レミゼを観た。終演後(笹本)玲奈ちゃんにあった。
 楽屋で「とっちゃ~」と叫んでハグされたがちょっと焦った(爆)
 意味知らない人が聞いたらどう思われるやら!?
 (注:「日本人のへそ」で親子として共演。そのときの呼び方)

・こんなに汚い言葉ばかり言う舞台ですが、昔は甘い言葉も言っていた。
 『あの赤いスカーフはどこへやった』とかね。
 思わず拍手♪まさか今ここでこのセリフが聞けるとは(*^^*)
 つーか、さざなみのように広がるどよめきと小さな悲鳴とも歓声ともとれる驚きが広がる。
 しかしマネージャーはそこまではよくわからないよう(笑)
 ファンの方が反応いいよ←FC会員ばかりだから当たり前か
 石丸さんいわく昔は少年や青年役をよくしたからね~『忘れてしまうはずがない』とかさらりとまたもあの懐かしい口調で。
 もう客席は大興奮!!!
  (注:セリフはともに「オペラ座の怪人」ラウル役でのもの。
   舞台も通いましたが、CDも数え切れないほど聞き込んでいるので『忘れてしまうはずがない』のです。ほほほ)
 しかし「いまはおじさんになったてこと!?」とマネージャーからツッコミが(爆)
 「いいんです。もうさんざん言い尽くしましたから」と開き直るのもかわゆし(^m^)

・明日の休演日が心配
 ゆっくり役が体から抜けるから休演開けの舞台がどうなるか怖いような楽しみなような

・北九州・兵庫と地方公演もあるから是非来て下さい


*******************************


こんなとこかな。
順番は適当ですし、忘れてしまっているところもかなりあります(^^;)
この通りにお話されたわけではないですが、雰囲気だけでも伝われば。
とにかく楽しかったです(^^)。
ステキな笑顔で舞台から手を振りながら去っていく姿がラブリーで、
舞台本編のイヤなヤツがちょっとだけ休日に向けて抜け始めていたかもね(笑)。

 






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最終更新日  July 21, 2011 08:01:52 PM
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