ねこにまたたび

『ロッキー・ホラー・ショー』　　シアターBRAVA!
　
　2012年1月15日(日)　1階H列下手

【脚本・作詞・作曲】リチャード・オブライエン
【演出】いのうえひでのり
【翻訳】高橋ヨシキ
【訳詞】ROLLY
【振付】川崎悦子
【音楽監督】岡崎司

【CAST】フランク・フルター／古田新太
　　　　リフラフ／岡本健一
　　　　ジャネット／笹本玲奈
　　　　ブラッド／中村倫也
　　　　マジェンタ／グリフィス・ちか
　　　　スコット博士／右近健一
　　　　ロッキー／辛源
　　　　コロンビア／ニーコ
　　　　ファントム／飯野めぐみ・生尾佳子・JuNGLE・皆本麻帆　　　　　　　　　　
　　　　エディ／ROLLY
　　　　ナレーター／藤木孝

【MUSICIAN】岡崎司・松崎雄一・松田信男・岡部亘・福井ビン

【STORY】（パンフより）
　友人カップルの結婚式があまりにも素敵で、うっかり婚約しちゃったブラッドとジャネット。
　その報告を恩師にしようと、嵐の夜、車を走らせた。
　バン！キャッ！！タイヤがパンク！？
　幸せ絶頂期から一転、困り果てた二人は雨の中、遠くで揺れる光に向かって歩き出す。
　目の前に現れたのは、少し前に通り過ぎた古い城。
　電話を借りようと、ドアのベルを鳴らした。
　ずぶ濡れの二人は、執事だという男・リフラフによって、怪しげな城の中に招き入られる。
　次から次へと現れる人すべてが気味悪い。
　何これ？奇妙な人たちに囲まれた！もう帰りたい！！
　不安最高潮で戸惑う二人の前に現れたのは、不気味の最上級みたいな城の主、フランク・フルター。
　ブラッドとジャネット、さてどうする！？
　一体どうなるの･･････！？




　　　　　　　　　　　　　　　

予習はしました。DVDで。
ただし半分、結局時間がとれなくて、そしたらちょうど1幕分でした。
でもね、半分でもとにかく面白くてねー。
怪しいし妖しいけど想像したよりも曲がPOPで、そしてROCKだったの。
映像みながら、キャー【これ】を古田さんがやるのね！？とワクワクしてて。


そして当日。
劇場に着いたらコスプレな方々もちらほら。
やーーー楽しそう(^^)。
客席についたら、メイドの格好をしためちゃキュートな女性のポップコーン（￥500）の売り子さん（実は役者）が二人、客席をまわってます。
どうしようかなーと悩んでたら（箱が欲しかったの♪）、センターブロックの粋なおばさまが3個お買い上げになり、
『お釣りはいいわ！』とかっこよくおっしゃって一万円（たぶん）をポンっと！
周りのお客さんも大拍手！
つーかね、お買い上げごとに売り子さん『コチラのお客様、ひとつお買い上げくださいましたー♪』と大きな声でおっしゃって拍手。
それでみんなノリがよくなっちゃうのよね。
だから前述のおばさまなんてヒューヒューもので、そのおばさまもまた立ち上がって周りに会釈なんぞしてホントかっこよかったわー。
え？私？
どうしたと思う？
んっふっふ。
ココは思い切って手を上げて買いましたよ～1個。
きっちり￥500で(笑)。
例によって周囲に報告＆拍手～の流れですが、そこでなんとこうおっしゃったの。

『こちらのステキな奥さま、ひとつお買い上げくださいました～♪』

ほーほっほっほ。
・・・・・一気にテンションがTOPギアに入ったのはいうまでもございませんことよ（誰）。
そんなこんなで思わずニコニコしたまま、舞台が始まりました

観終えて。
結論から言えば、もうね、想像以上に面白かったです！！！
ツッコミどころは満載だし、えーーーそんなのありぃ！？だし、それで終わるか！？だけど。
最っ高にバカバカしくて、でも最っ高にカッコよくて楽しかったの
ビジュアルはインパクトありすぎるけどキュートでセクシーだし、曲もめっちゃ好み
古田さんの変幻自在な存在感と歌声と、色気ダダ漏れな声を存分堪能です(特大ハート）。
古臭い表現ですが、あえて書きます。
【メロメロ～～～】
観終えてからはアタマの中をグルグル舞台映像といろんな曲がMIXされて大変なことになってます(笑）。
そこへ拍車をかけるのが初の日本人キャストCD！もちろん現在のキャスト陣ですぞ！！！
以来車でヘビロテです。
ただし・・・一人で乗っているときだけね。
間違っても義母が乗ってるときには聴かせられません（爆爆）。
や、曲調は問題ないのですが、さすがにアノ歌詞はねぇ(^^;)
ってことで、連日一人ニヤニヤして運転する怪しいことこの上ないおばちゃん誕生です。
え？今更なにをってツッコンデルそこの私の友人たち。
今回はハンパないでのです。
そりゃまぁ前から、つーかね、もともとご贔屓舞台の後は顔が締まらないことはご承知でしょうが、
この舞台はイカンです。
病気が再発（再発かい！）です。
しかもかなり重症です。
今すぐにでも新幹線に飛び乗って大阪へ行きたいんです。その後は東京行っちゃいたいんです。
・・・時間取れないんですが（号泣）。
そんな私のためのような今回のCD
そんな私のためのような映画のDVD
もうね、映像観てても古田さんにしか見えないの（あほ）。
あーーー妄想得意でよかったーーー（おおばか）。


では、肝心の舞台の感想です。
以下、思いっきりネタバレてます。
といっても、初めてで一回だけなので多少の記憶違いはご容赦くださいませ。
未見の方は、ワタクシの偏りまくった観方に影響されませぬよう、なるべく観劇後にお読み下さい(笑)。
なお、ばかばかしさのあまり途中で読むのをやめても問題ありませんが、
最後まで読んだ上での文句は一切受け付けませんのであしからず

（つづく）