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カテゴリ:マドレボニータ
今夜、半年以上ぶりに友人から電話をもらいました。
彼女は1歳3ヶ月の男の子の母親で、 夫は長期出張のため、ほぼ一人で毎日子どもを見ているそうです。 そんな中、毎日明けても暮れても息子との2人っきりの生活で あまりに疲れ果ててしまった彼女は保健所へSOSの電話をかけたそうです。 そのときに言われた言葉が 『お母さんは頑張っているわよ!』という労いの言葉だったといいます。 確かにこうやって労ってもらうことも、救いにはなるかもしれません。 母親業とか主婦業って賃金が発生するわけでもないし、 誰かに認められるわけでもない。 だから『頑張ってるわよ』といわれると、報われたような気持ちになって ほんの一瞬は気が楽になるんですよね。 でも!! 育児って短期間で終わるだけじゃないし、ほんの一瞬気が楽になったところで 再び疲れがたまってくると、また同じように苦しくなってきてしまいます。 私たち母親が必要なのは『気休め』ではなく、 ちゃんとした『解決法』だったり『目に見える効果』だったりするんじゃないでしょうか? 私も娘を出産後、 『自分がこれほどイライラする、性格の悪い人間だったなんて…』と あまりの変貌振りに愕然としたことを思い出しました。 沸々と沸いてくるイライラを態度で示して、口を開けば嫌味ばかり。 でも、そんな自分を他人には見せることもできずに悶々としていたのです。 そんな中、マドレボニータのクラスで そういう状況に陥るのは産後のカラクリがあって、 誰でも条件さえ揃えばそうなってしまうんだ!ということを知りました。 そしてそれを解決するには『体力の回復』しかないということも。 出産ってみんながしているし、何てことないと思っている人も多いと思います。 実際、私も産むまではそう思っていました。 しかし出産とは、赤ちゃんとともに胎盤などの内臓が剥がれ落ちてくるわけで それって考えただけで、体にとってダメージが大きいのは容易に想像できます。 だからそのダメージを完全に回復をさせるために 産後1ヶ月はトイレと食事以外、できるだけ布団から出ないようにしてしっかり休み、 産後2ヶ月目からは積極的に体を動かして、 産後のリハビリに取り組むことが必要なんだそうです。 でも、残念ながらこの『産後のケア』はまだ広く知られていません。 現に、保健所のスタッフすら知らないのですから。 今日の電話を聞きながら、一人でも多くの人に正しい『産後ケア』を伝えられるように 頑張っていこうと思ったのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月06日 01時49分25秒
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